鉄道の日記念きっぷで銚子へ。純粋な観光。
なぜ銚子にしたかというと、終着駅だから。途中駅なら何かの機会で寄れる可能性もある。だけど、終着駅だとそうはいかない。目的のない観光なので、そういう土地にいっておきたかった。
銚子といえば、小学校のころ授業で見ていた「このまちだいすき」という教育番組の舞台が、ここだった。内容はもう記憶になく、主題歌をかすかに覚えてるぐらいだけどね。
それにしても、都心を離れた場所の電車というのはいいものだ。景色の移り変わりが、ちゃんと目で追えるというか。
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10時過ぎに銚子到着。ここまでくる電車のなかでトラブルがあったのだが、それについては来週にでも書こうと思う。
JRが到着したホームの端っこが、銚子電鉄の発着場所になっている。トイレはない。
あるおばあちゃん集団が、「このへんに、トイレないですか?」とJRの車掌に聞いていた。
改札のほうにはあるんだけど、橋を渡るのが面倒。車掌の答えは「車内のトイレを使ってください」であった。なるほど、終着駅ということは、電車は折り返しで、停車時間あるからねえ。
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銚子電鉄の車両に乗り込む。1両編成の車内には3、40人ほど。そのほとんどが観光客らしく、車内でフリーきっぷを購入している(私も)。対応する車掌が、すごく忙しそうだ。
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手始めに、ふたつめの観音駅で降りた。ここは駅舎でたい焼を売っている。駅前の屋台とかでならよくあるけど、駅舎というのは珍しい。
クリームとあんがあって各90円。普通のたいやきだが、あえて特徴をあげれば、型からはみでた部分の皮(?)のつきかたがすごい。形が鯛ではなくて、ほとんど四角形だ。
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食べた後、5分ほど歩き飯沼観音へ。けっこうでかいのがでてきそうな雰囲気が漂うのだが、実物を目にして笑い。なんとも、ちょこんとしていらっしゃった。
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家でわりと予習っぽいことをしてきてしまったので、後は定番らしい観光スポットを。
まず笠上黒生(かさがみくろはえ)で降りて、銚子ポートタワーへ。景色はそれほどでもない。上部には、よくある記念メダルのほか、「赤あげて、白あげて」のゲーム(VS SUPER CAPTAIN FLAG)、電撃イライラ棒などがあった。ついでにいうと、こういうちょいレトロなゲームは、(銚子の)ここ以外の場所でも散見される。なぜだろう。
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次に犬吠で降りて、犬吠埼灯台へ。上部へいくためのエレベーターはなく、99段の階段を利用する。上って下りた後にはけっこう足にきた。見える風景については、タワーに同じくいまいち。
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最後、終着の外川で降りて、地球の丸く見える丘展望館へ。ここはのどかでとてもよかった。
さらに歩いて、屏風ヶ浦へ。断崖絶壁。まあ、すごいものだといわれれば、すごいのかなというぐらい。
前述の展望館から見えることもあり、観光客は間近までこないらしい。とても閑散としていた。
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屏風ヶ浦は絶壁がずっと続いているので、なかなか海岸線から上がる場所がない。そのため、電車を降りた外川駅からはだいぶ離れてしまった。仕方なく、1.5-2kmぐらい歩き、銚子駅へ戻る。
駅の待合室にはPCが置いてある。ためしに触ってみたら、普通にネットサーフィンができた。このエントリは、そのPCを使って書いたものである――ともし今度きたときには、そんな締めかたをしてみたい。