堀治喜著『球場巡礼 第1集』(文工舎文庫、2005/7)

タイトルそのまま、球場を巡る紀行文。この第1集では、雁の巣球場*1福岡ドーム*2平和台野球場*3を訪れている。
著者がたてたプランは、昼間は雁の巣で観戦、その後、船で海ノ中道からももちに渡り、夜は福岡ドームでナイター、翌日に平和台の跡地へ、というもの。
しかし残念ながら、ナイターはチケットが入手できず。本書には、翌年に再訪したときの模様が収められている。

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私もことし福岡へいったとき、船でドームへというアプローチ方法を使ったので、その点は共感しながら読んだ。あと著者は、資料もわりと参照しているようで、球場の歴史などにも触れている。ま、総じていえば、野球旅が好きな人なら楽しめる1冊かと思う。

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文工舎は、公式サイトによると「本のインディーズレーベル」。本書は、「文庫」と銘打たれているが、ブックレットのような形式になっている。
http://www.geocities.jp/bunkoshabunko/

堀治喜著『球場巡礼 第2集』(文工舎文庫、2006/1)

第2集では、広島市民球場*4、鴨池球場*5ナゴヤ球場*6を訪れる。
ゴヤへの旅は同行人がおひとり。ひとりのときと、ふたりで観るのとでは、やはり変化が出て面白い。

*1:1996年8/16、ホークス×ブルーウェーブ

*2:1997年8/5、ホークス×ブルーウェーブ

*3:1996年8/17。

*4:2005年5/19、カープ×マリーンズ。

*5:2004年2/23、マリーンズのキャンプ。

*6:1996年8/24、ブルーウェーブ×バファローズ