きょうという1日

セブンイレブンで、前売券(ネットで予約済)を引き取ってから球場へいく。セブンは新小平駅を出たところにあるから、途中で寄れる。そう思っていた。
だが、いざ改札を通ると、そのセブンがない。駐車場になってしまっている。なんてこった。私は途方に暮れる。
しかし神は見捨てていなかった。その駐車場に近寄ってみると、横断歩道を挟んだところにセブンがあるではないか。どうやら移転していたようだ。
助かった。開幕からドッキリ大作戦は心臓に悪い。

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球場は雨ながらも想像以上の客入り。いい具合に空いていたスペースに腰を下ろす。すぐまえにいたのは、小さい女の子ひとり。お母さんではない誰か大人の女性(以下「保護者」)に連れてきてもらったようだ。女の子は保護者に向かって、ひとりで観るのが恥ずかしい的なことをいっている。
「応援する人は、ひとりの人たくさんいるよ」保護者がいう。個人的にはそんなことはないと思うのだが。しかも、小さな女の子でひとりとなると。
「お兄さんもひとりだよね」保護者がそばにいた私に聞く。首を縦に振る私。
「ほら」保護者は女の子を納得させるようにいった。
いったいこの女の子、なぜ保護者のそばにいさせてもらえないのだろう。最後までそれはわからなかったのだが、話はまだ続く。
「トイレにいきたくなったら、お兄さんにいって、席を見ておいてもらうんだよ。じゃないと誰か入ってきちゃうからね」
「お兄さんすみません、この子の面倒見てくださいね」こういうのだが、24の男が小学校低学年の女の子、しかも赤の他人の面倒って。はたから見たら、変質者でしかないだろう。
「お兄さんもこれどうぞ。なかなかいけますよ」とチロルチョコ(きなこもち)をみっつもらった。そして面倒を見ることに。いったい、何すればいいのさ。
女の子が私にいって、トイレへ出かけた。すると、無理なスペースに入ってくる輩が。こういうのは混んでいる日にはよくあることだ。係員が「外野席、ただいま満席です。これより先は、外周通路上での立見となります」といっているのに、なぜ素直に従わないのか。自分が遅くきたのがいけないのに。
「すみません。ここ女の子いるんですけど」チロルチョコをもらった以上、男にしっかりとプレッシャーをかける。男はしぶとくその場に居座ったが、窮屈そうに身を縮めた。まあ、一応、自分の仕事はしたつもりだ。

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帰りは高田馬場で途中下車し芳林堂へ。『Milestone Express』を買いたかったからだ。とっくに学生ではないというのに。
しかし、そのマイルは早々と売り切れで次回入荷未定。残念。もう今年度以降、購入を控えろということなのかもしれない。