中日×西武(オープン戦、浜松球場)

許の2軍スタートが決定か?

試合は6-2で勝利。外国人選手5人が出場し、1軍登録枠4をめぐる争いに決着がついたのではないかと思う。
先発のキニーは6回1失点と好投。この新外国人、昨年まで在籍したギッセルと投球フォームが似ている。しかし、ギッセルのようにテンポよく投げる(=相手に考えさせない)ところはないので、頭脳戦ではなくボールそのもので抑えているといえるかもしれない。
ブラゼルは2安打し、ここまで打率5割超。開幕戦で4番に座っている可能性が現時点で一番高い。
グラマンはきょう、ソロホームラン1本を許したものの、安心して見ていられた。クローザーとなるかは未定だが、ファームに落ちるようなことはない。
そして2番手で投げた許。2回を無失点に抑えたが、打者9人に対してヒット4本。よくこれでゼロになったなという感じ。3、4点やっててもおかしくない内容だった。
そのゼロの立役者がボカチカである。矢のようなとしかいいようのないスーパーバックホームで、ランナーをアウトにした。試合前練習を見て、「ボカチカ、肩はよさそう」とメモしていたのだが、実戦でもその強肩ぶりを披露。スタメンでなくても守備固め、代走等で考えられそうだ。
面白いことに、バックホームを見せつけた後、次打者の打球も同じような場所にいった。さすがに3塁コーチャーが大きくストップをかける。きょうのプレーで、各球団にボカチカの肩は要注意という情報が入れば、足の速い走者でも本塁突入をためらってくれるかもしれない。

メモ

近くに航空自衛隊の基地があるそうで、飛行機が頻繁に飛び交う。うるさい。
警備員はALSOKだった。
試合前イベントはスピードガンコンテスト。
始球式は地元の小学5年生。
応援はきのうに同じく10人ほど。ボカチカ人気はすごく、守備へついた時点で、もう異常なほどの声援。そしてスーパーバックホームで狂喜乱舞。
そのボカチカや種田の新曲を歌う場面も。
きのうに続き、出待ちをしてみた。見えたのはデラロサだけだった。

球場関連メモ

ここは面白い構造。外野入場口(ホーム・ビジター共通)はスクリーン裏ではなく、ややレフトに寄ったところにある(左中間とバックスクリーンのまんなかという感じか)。
そのため、バックスクリーン下はホーム(ライト)側の応援席になる。つまり、そっちがちょっと広いのだ。合理的というべきか、はたまた不平等というべきか。
入場口部分には防球壁があり、ペナントはここに掲げられている。
上述のように、きょうは外野入場口が1箇所での対応だったが、構造上は何箇所からか入れるようになっている(きょうは閉鎖)。
内野席のチケットは球場正面で販売。外野席の分は外野入場口脇のボックスで販売。
チケットがもぎるようになっていない。入場時はスタンプで対応していた。
持ち物検査あり(普通に)。
物販は、正面入口付近にグッズと弁当類。外野は入場口を入ったところに弁当類と、あとライト側の応援席にグッズの販売も。
弁当は天神屋(http://www.tenjinya.com/)というところが出していた。徳川家康弁当(1000円)が人気。
ドリンク類は売り子もいた。
外野席は芝生(天然)。最上段にはコンクリートが4段。客はこのコンクリート部分と、あとは中通路があって、そのへんに多くたまる。きのうの岡崎に比べると、傾斜はきつめ。
外野席内のトイレは入場口を入ったところと、レフト・ライトそれぞれのポール際にもあり。
内外野席は分離。なかでの行き来は不可能。
フェンスは地方にしては高めか。
グラウンドは内野が土、外野が天然芝。
ブルペンは内部(見えない)。
近くにはサークルK(浜松グランド前店)あり。特に混雑はなかった。駅から歩いていくと、入口を100mほど通り過ぎたところにあるのも混まない要因か。

スコアボード

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
西武 0 0 1 2 1 0 2 0 0 6
中日 0 0 0 0 0 1 0 0 1 2

得点経過

3回表、G.G.佐藤が左中間へソロホームラン。
4回表、中村が左中間へ2ラン。
5回表、佐藤がライト前へタイムリー。
6回裏、デラロサがセンター前へタイムリー。
7回表、中島がレフト前へタイムリー。
7回表、中村がセカンドゴロの間にランナー生還。
9回裏、平田がライトへソロホームラン。

NPB公式より

試合時間:2:36
観衆:6086