福島みずほ著『憲法を手に格差と戦争をくいとめよう 福島みずほ対談集』(明石書店、2007/6)

『月刊社会民主』という機関誌(?)に掲載されたものをまとめた1冊。2段組361ページというすさまじいボリュームで、内容はまあ「読めばあなたも社民党支持者」という感じ。
社民党の主張からはずれたことをいってる人は、最初からゲストに招いていないと思うが、それでも細かな点で意見が分かれることがある。そういうときに福島さんが、話題をどうもっていくか。そのへんが見所といえるかもしれない。
一番面白かったのは中森明夫かな。ほかのゲストは社民党党首としての福島さんと対談しているわけだけど、中森さんだけはそうではない。彼が話しているのは、かつて東大の女子学生だった福島さんである。