単なる雑記

本屋で『文藝春秋12月臨時増刊号 おとなの居場所』(特集:おとなの銀座)を立ち読み。読みたいものなんてないだろうと油断していたら、やられた。巻末に長々と森祇晶インタビュー。このお方はハワイ在住だから、発言に触れられるのは本当に貴重だ。
中身はというと、選手・コーチ・監督として戦ってきた日本シリーズを振り返るものになっている。いくつかの場面を取り上げ、森はそこでとった作戦の意図を明かし、そしてまた再考する。
これを読んで、あらためて森の頭脳のすばらしさを感じた。私が思うに、監督というものは、自分がこれだけのことを考えているんだと、積極的に見せていかなければいけない。そうすることで、相手チームに「これはどういう狙いがあるのか」と頭を使わせることができるのだから。かといって、すべてを明かしたら、利用されてしまう。そこらへんのさじ加減が大事なのだろう。でも最近の野球選手・監督からは、そもそも頭を使っている様子をうかがえない。
http://www.bunshun.co.jp/mag/extra/ibasyo/index.htm