高橋陽一著『キャプテン翼 GOLDEN-23 8』(YOUNG JUMP COMICS、2007/10)

漫画のなかでは、時間がいっこうに経過しない。

森雅之著『追伸 二人の手紙物語』(バジリコ、2004/6)

帯の推薦文が永作博美だったので読んでみた。携帯電話のない時代(収録作の初出は1988-89年)、遠距離恋愛の恋人同士が、文通したり、電話をかけたり、そしてときには会ったりして恋を育む様子を描いている。
もうただ「名作」の一言。感情の機微というものをこれほどまでに捉えた作品を、私はほかに知らない。