1981年以来のBクラス
3位マリーンズからするとクライマックスシリーズ進出マジックが2、つまり現在4位のライオンズを下せばその場で3位以上が確定する。そういう状態でこの日を迎えた。
22日の試合後、携帯のライオンズ公式サイトには「6連勝! 夢を正夢に」とあった。その言葉で、もう少しAクラスを信じてみようと思ったが、残念ながらそれを現実にすることはできず。あと7戦を残して力尽きる。
2回表
ショートを守る選手の緩慢なプレーでノーアウト1、2塁。そしてズレータに一発。昨シーズン散々いわれた、彼がミスをすると失点につながるという図式。バットではがんばってるんだけどね。
8回裏
2アウト1、2塁でリーファーという場面だったが、代打江藤。1000打点まで残り1というのと、リーファーのこれまで3打席の内容が悪かったというのもあるか。でも、セカンドランナーがカブレラなんだよね。単打1本で生還が期待できない以上、もう1打席リーファーを使ってほしかった。
9回表
グラマンが崩れ同点。涌井の18勝目が消える。さらにサブローのセンター前ヒットであわや逆転かという場面だったが、赤田の好返球と細川のブロックでセカンドランナー早川は本塁タッチアウト。
このバックホームにはしびれた。栗山に変えて守備固めで赤田を出したときは「?」だったが、故障してから返球がよくなったようだ(『L ism』によるとフォームを変えたらしい)。昨シーズンの彼は、あんな鋭いボールを投げられなかった。
そして細川だ。3アウトでチェンジなのだが、ブロック後自分では立ち上がれずに担架で運ばれる。ライオンズは現在キャッチャー2人体制で、銀仁朗は先発してすでに交代済。つまり、細川がだめなら、誰がキャッチャーやるのという状態なのである。しかも9回裏の攻撃はその細川から。自然に沸き起こる細川コール。そして、それに「ベンちゃん*1、キャッチャー?」「いや伊東監督だ(無理)」といった声が入り混じる。治療にはかなり長い時間を要した。そしてベンチから姿を現す細川。球場の演出でいつもよりだいぶ長く「ズンドコ節」が流れた。結果は三球三振だったが、それでもスタンドからは拍手が起こる。
10回表
マウンドは山岸。ノーアウト1塁でズレータ。三振を奪って昨年やられた借りを返したが、その後がぴりっとせず。2点を勝ち越される。この点の取られ方は、昨年のプレーオフ第3戦をリプレイしているかのようだった。
10回裏
22:00を過ぎたので、トランペット・太鼓なしでの応援。最後だからか、それとも鳴り物ができないからなのかは知らないが、応連がスタンド横一杯に陣取ってリードをする。それでも、やはり応援歌なしでコールのみの応援は少し寂しい。そういう空気のなかで、最後は江藤がセンターライナーで万事休す。この終わり方も昨年のリプレイみたいだ。
4時間ゲーム。悲しみに暮れるまもなく、駅までダッシュで帰る。
スコアボード
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | R |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 6 |
西武 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 |
得点経過
1回裏、和田が2点タイムリー3ベース。
2回表、ズレータがバックスクリーンに3ラン。
4回裏、小林宏之がワイルドピッチで3塁ランナー生還。
6回裏、中島がレフトライン際へ落ちるタイムリー2ベース。
9回表、福浦がレフト前へタイムリー。
10回表、今江がセンター前へタイムリー。
10回表、TSUYOSHIがセンター前へタイムリー。
NPB公式より
試合時間:4:20
観衆:13260