西武×ロッテ(23回戦、グッドウィルドーム)

1981年以来のBクラス

3位マリーンズからするとクライマックスシリーズ進出マジックが2、つまり現在4位のライオンズを下せばその場で3位以上が確定する。そういう状態でこの日を迎えた。
22日の試合後、携帯のライオンズ公式サイトには「6連勝! 夢を正夢に」とあった。その言葉で、もう少しAクラスを信じてみようと思ったが、残念ながらそれを現実にすることはできず。あと7戦を残して力尽きる。

2回表

ショートを守る選手の緩慢なプレーでノーアウト1、2塁。そしてズレータに一発。昨シーズン散々いわれた、彼がミスをすると失点につながるという図式。バットではがんばってるんだけどね。

8回裏

2アウト1、2塁でリーファーという場面だったが、代打江藤。1000打点まで残り1というのと、リーファーのこれまで3打席の内容が悪かったというのもあるか。でも、セカンドランナーがカブレラなんだよね。単打1本で生還が期待できない以上、もう1打席リーファーを使ってほしかった。

9回表

グラマンが崩れ同点。涌井の18勝目が消える。さらにサブローのセンター前ヒットであわや逆転かという場面だったが、赤田の好返球と細川のブロックでセカンドランナー早川は本塁タッチアウト。
このバックホームにはしびれた。栗山に変えて守備固めで赤田を出したときは「?」だったが、故障してから返球がよくなったようだ(『L ism』によるとフォームを変えたらしい)。昨シーズンの彼は、あんな鋭いボールを投げられなかった。
そして細川だ。3アウトでチェンジなのだが、ブロック後自分では立ち上がれずに担架で運ばれる。ライオンズは現在キャッチャー2人体制で、銀仁朗は先発してすでに交代済。つまり、細川がだめなら、誰がキャッチャーやるのという状態なのである。しかも9回裏の攻撃はその細川から。自然に沸き起こる細川コール。そして、それに「ベンちゃん*1、キャッチャー?」「いや伊東監督だ(無理)」といった声が入り混じる。治療にはかなり長い時間を要した。そしてベンチから姿を現す細川。球場の演出でいつもよりだいぶ長く「ズンドコ節」が流れた。結果は三球三振だったが、それでもスタンドからは拍手が起こる。

10回表

マウンドは山岸。ノーアウト1塁でズレータ。三振を奪って昨年やられた借りを返したが、その後がぴりっとせず。2点を勝ち越される。この点の取られ方は、昨年のプレーオフ第3戦をリプレイしているかのようだった。

10回裏

22:00を過ぎたので、トランペット・太鼓なしでの応援。最後だからか、それとも鳴り物ができないからなのかは知らないが、応連がスタンド横一杯に陣取ってリードをする。それでも、やはり応援歌なしでコールのみの応援は少し寂しい。そういう空気のなかで、最後は江藤がセンターライナーで万事休す。この終わり方も昨年のリプレイみたいだ。
4時間ゲーム。悲しみに暮れるまもなく、駅までダッシュで帰る。

スコアボード

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 R
ロッテ 0 3 0 0 0 0 0 0 1 2 6
西武 2 0 0 1 0 1 0 0 0 0 4

得点経過

1回裏、和田が2点タイムリー3ベース。
2回表、ズレータがバックスクリーンに3ラン。
4回裏、小林宏之がワイルドピッチで3塁ランナー生還。
6回裏、中島がレフトライン際へ落ちるタイムリー2ベース。
9回表、福浦がレフト前へタイムリー。
10回表、今江がセンター前へタイムリー。
10回表、TSUYOSHIがセンター前へタイムリー。

NPB公式より

試合時間:4:20
観衆:13260

*1:キャッチャー経験者ということならG.G.佐藤もいるが、すでに福地と交代で退いている。