豊田和真著、腰添健解説『キャッチ ア ウェーブ』(角川文庫、2007/6)

1988年生まれの著者による初めての小説。2005年4月刊行の単行本を文庫化。
最近は若くても力量のある書き手が多々いる。しかし、残念ながらこの著者はそこには含まれないようだ。文章、ストーリーともに平凡すぎる。とてもじゃないが、本として出してはいけないレベルだろう。しかもこれが、編集者の厳しい指導による何度もの書き直し(下記参照)を経た結果だというから驚きだ。まあ、そんなものでも、映画になって、金を生み出してくれたのなら出版社にとってはいいことなのだろうか。
http://books.yahoo.co.jp/interview/detail/31522182/01.html