西武×日本ハム(18回戦、グッドウィルドーム)

決意

将棋って酷だ。最近そんなことを思う。負けを悟ったら、自分から投了を告げなければならないからだ。
しかし野球は違う。たとえ100点差でも9回裏の攻撃はできるし、しなければならないのだ。「負けました」などという必要はまったくない。
さて今季のライオンズ。優勝はおろか、25年間続けてきたAクラス入りさえもあやうい状況だ。しかし、まだまだあきらめていない。
往生際が悪い? 悪くてけっこうだ。俺たちがしているのは野球なのだから。可能性がある限り、闘い続けるだけだ。

大敗

実力の差を見せつけられた。こういう内容で時間のかかる試合だと、「疲れた」という感想しかない。
先発の山岸は悪くない。4回2/3で3失点という数字を見るといまいちに思えるかもしれないが、内容は十分に期待に応えるものだった。
では何がだめだったかというと、ショートの選手だ。きょう1試合だけで、彼が原因で併殺を取れなかったシーンが3回あった。あと、セカンドランナーに対してリードを取られすぎだ。だから、ヒット1本で帰ってこられてしまう。彼のレベルの低さにより、アウトひとつ結果が違ってきて、その積み重ねでゆくゆくは勝ち負けが変わっていく。今日の試合は、そんなことを確認するいい機会だった。
それにしてもファイターズは強い。なかでも今季売り出し中の小谷野と工藤。塁に出すと、いつでも仕掛ける「仕草」だ。走ってこなくても怖い。しかも、そんな塁上で怖い選手にまで代走が出るぐらいだから、チーム内の争いは厳しいのだろう。

メモ

開場まえのライブはkirakira(http://kirakiland.web.infoseek.co.jp/)。男女のペアで、標語的なことを曲にして歌っている。「災害用伝言ダイヤル171」「いかのおすし」「わんわんパトロール」「生まれてきてくれてありがとう」など。面白かった。
毎年恒例、夏休み抽選のガラガラを回す。ファンクラブに2口入っているので2回。やはりというか、両方ともうちわだった。
ファンクラブ会員限定の練習見学会って今夏もやってたのか。知らなかった。
ポイントアップ時の配布カードはジョンソン。
試合まえイベントはかつみ(http://www.katsumi-naruko.jp/)の踊り。バックネット側の客に向けてやってるので、外野から見ても「はあ」な感じ。
始球式は橋本さん親子。セゾンカードシリーズということだけど、利用客から選ばれたのかな。
ヒーローは吉川。

スコアボード

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
日本ハム 0 0 1 1 1 4 4 1 0 12
西武 1 0 0 1 0 1 0 0 0 3

得点経過

1回裏、中島がレフトへライナー性の犠牲フライ。
3回表、森本がセンター前へタイムリー。
4回表、稲葉がライトポール際へソロホームラン。
4回裏、高山がセンターへ犠牲フライ。
5回表、金子がレフト前へタイムリー。
6回表、工藤が押し出しのフォアボールを選ぶ。
6回表、金子がセンター前へ2点タイムリー。
6回表、森本がレフト前へタイムリー。
6回裏、G.G.佐藤がセンターへソロホームラン。
7回表、セギノールがセカンドゴロでランナー生還。
7回表、工藤がセンター後方へ走者一掃の3ベース。
8回表、稲田のセカンドゴロが中島のエラーにより併殺崩れ。ランナー生還。

NPB公式より

試合時間:3:48
観衆:20708