単なる雑記

三菱東京UFJ銀行の行員による、強制わいせつ事件について。以下、5月20日朝日新聞から引用・抜粋した概要。

同行行員の白石真也容疑者は、「リクルーター面接」と称して国立大学4年の女子大生をカラオケ店に誘い、無理やり抱きついて胸を触ったりキスしたりした疑い。女子大生は同行の2次試験を4月5日に受け、合否の連絡を待っていた。8日に同容疑者から「あなたの評価は高いが、同レベルが何人もおり、選考が難航している。同窓生として応援したい」と連絡があったという。同容疑者は容疑を認めている。

最初は、まるでエロ漫画みたいだなとしか思わなかった。
ところが、他紙の記事を見ると、「他の受験者数人も同様の被害に遭っており、曽根崎署は余罪を追及する」*1ということも書かれている。
「リクルーター面接」というぐらいだから、たぶん身元を明かして会っていたんじゃないかと思う。それにもかかわらず、これまで捕まらなかった。しかし、警察は被害を把握している。
おそらく、相談したけど、被害届を出せなかった(出すのをためらった)女性たちがいるんだろう、たくさん。スーフリもそうだったけど、この手の事件は、表ざたになるまでに、多くの(潜在的)被害者を生み出してしまう。そういうことがあるとわかってるなら、注意喚起とかすればいいと思うのだが、できないんだろうな。たぶん、こんな理由で。

警察は犯人を捕まえて実績をあげたい

「こういう事件が起こっている。注意して」と明かせば、犯人が以後の行動をやめてしまう

検挙につながらず、警察の手柄にならない

そんなことをわざわざする意味がない

このように考えてみると、問題の根はかなり深いのかもしれない。いわゆるひとつの三面記事と捉えてしまった自分を恥じる。