『太陽』

早稲田松竹にて2本立て。昨年5月のリニューアル以降は初めてなのだが、どこが変わったのかわからない。トイレが新しくなったぐらいか。
それで、映画についてなのだが、正直に告白すると、あまりにも退屈で半分は寝てしまった。仕方なくメリーを見た後に、もう一度見るはめに。まあ、そんなことができるのも早稲田松竹のいいところだ。
しかし、見直した『太陽』も、眠りはしなかったもののやはり退屈だった。でも、昭和天皇の孤独あるいは孤高をこの作品が描こうとしたならば、その退屈さというのは、試みが成功したことにほかならないのかもなあ、なんて思ってみたり。

ヨコハマメリー

中村高寛監督の舞台挨拶。聞き手は支配人*1
満員のなか登場する監督。そして支配人が監督のことを紹介するのだが、名前が違うと監督からつっこまれ、最初からだめだめな雰囲気。おまけに、質問も事前に用意してきた紙を読み上げるだけという。ピンでしゃべらせたほうがよかった。
支配人からはふたつほどで、客の質問を受け付ける。最初は「監督だったらメリーさんを相手にしていたか」というもの。「さすが早稲田ですね」と監督感心。
質問が途切れたところで、監督が支配人に、じゃあ何か聞いてください、カンペを見ないで、と支配人の持っていた紙を取り上げる。
最後に、眠くなるかもしれないけど、情報量が多い映画なので、まばたきせずに見てほしいとあいさつして、監督が舞台を後にする。
面白いし、勉強にもなるいい映画だった。横浜のこと、とりわけ関内、関外(きれい、きたない)という見方は知っておいてよかったと思う。

*1:彼女のことは『散歩の達人』2006年7月号(p.33)に詳しい。