森達也著『世界を信じるためのメソッド ぼくらの時代のメディア・リテラシー』(理論社YA新書)

12/15のトークショーhttp://aiba-moritaka.jugem.jp/?eid=35にレポがある)会場で購入。終了後、サインをもらう。森さんは「汚い字ですいませんね」と、たいそう申し訳なさそうにおっしゃっていた。
さて、この本、内容以前で、いくつか気になったことが。
まず、p.51。2行目の字下げが明らかにおかしい。
p.69にはこんな文章がある。

戦後から六十年が過ぎて、テレビは凄まじく進化した。今あなたは、家にいながら世界の反対側でこの瞬間起きていることを、実際の映像として見ることができる。リュミエール兄弟が初めてパリで上映会を行なったとき、機関車の映像に観客がパニックになった頃を考えれば、まるで夢のような進化だ。

「…とき」に「パニックになった」のだから、「頃」がナチュラルな表現だとは思わないな。
最後に、p.99の7行目。「証言 台」というように、言と台の間になぜか半角スペースが入っている。てっきりルビの影響かなと思ったのだが、ほかに同様のスペースを空けているところはない。