FA選手やら松坂の影で、こんなニュースがあったとは。出場たったの39試合、打率は.149、得点圏ともなれば.053というありさまだ。
しかし、こんな成績でも、いや、こんなだめさだからこそ、私はこの外国人選手が愛しい。年齢のわりにかわいい顔、「社会貢献活動がライフワーク」（スポニチのプレイヤーズ名鑑より）という紳士ぶり…。
6/30の前橋、彼は（バファローズではなく）ライオンズのファンから送られる声援に、笑顔で何度も何度も手を振って応えてくれた。
「グラボースキーいいやつだな」「あいつ、たぶん初めて名前呼ばれたんじゃない？」。こんな会話が、ライオンズファンの間では交わされていた。
観客に対して、ダイレクトな反応を示してくれる。そのうれしさで、わざわざ前橋までいってよかったと思う。だから、今シーズンが終わったときは、楽しい思い出をありがとうという気持ちだった。だって、最初にあげた数字で残留なんて、いくら何でもないだろうから。
でも、残留となった以上、来シーズンはコリンズ新監督のもと、バンバン打ちまくってほしいものだ、ライオンズ戦以外で。
http://www.sponichi.co.jp/osaka/spe1/200611/29/spe1200102.html
