西武×ロッテ(20回戦、インボイスSEIBUドーム)

ライオンズが勝って、ファイターズが負けた場合のみ1位通過という状況で、最終戦を迎えた。
試合後には、レギュラーシーズン終了の挨拶とグラウンド1周がある。そのときに野次るなんてことにならないよう、1位になろうがなるまいが勝ちたい試合。
先発は西口。ここまで9勝9敗という成績は、3億という年俸を考えると、まだまだ働きが足りない。
でも、きょうはすばらしい立ち上がり。3回までは、中島のまずい守備によるランナーのみだった。
打つほうも、早い段階で2点先制。ファイターズがリードされているという情報もスクリーンに映し出され、球場が盛り上がる。
しかし4回表、西口がつかまってしまう。サードゴロで併殺が取れず、マリーンズが1点返す。
ここは1点でよくこらえてくれたが、次の回にも連打をくらい2-2の同点に。もう西口はあきらめてもいいかなと思ったが、代える気配はない。やはり、2ケタ勝利と勝ち越しがかかっているということもあったのだろう。
2点を先制した打線だったが、ロッテ先発渡辺俊介を攻略することはできず、競った試合が続く。
7回表、この回にも連打でさすがに西口をあきらめる。2番手星野が対するは福浦。打球はレフトの前に落ちようかというライナー性の打球。これを和田が突っ込んで好捕。そのままの勢いでバックホームしたが、セーフの判定。1点勝ち越されて、3-2。
スクリーンに途中経過が出されないことから、ファイターズがリードしているであろうことを、なんとなく察する。
8回裏、この回先頭は代打の代打でリーファー。8月に1軍へ戻ってきてから、代打で打席に立つのはたしか初めて(これまで代打は何度かあったが、いずれも相手ピッチャー交代により代打の代打を告げられている)。高まる期待の中、ピッチャー「ミラ一」から放った打球は右中間へ飛び込む同点のソロホームラン。この男の季節はまだ終わっていなかった。
ライオンズの中継ぎ陣はきょうも好調で延長戦突入。
10回裏、この回先頭はリーファー。もうひとりで決めてくれと念じる。さすがにホームランとはいかなかったが、ライト線への2ベース。この大事な試合で素晴らしい仕事をしてくれた。代走にはG.G.佐藤が送られる。
内野ゴロで1アウトランナー3塁へ。満塁策を取るロッテ。
中村がファースト福浦の正面に強烈なゴロ。はじいてしまい、併殺は取れず。ライオンズ最終戦、4-3でサヨナラ勝ち。その直後にファイターズが勝利していたということがスクリーンに表示された。まあしょうがない。
いつもと違い、その場で2次会が始まった。
終了後のイベントは斉藤一美の進行。今シーズンの名場面がスクリーンに映し出され、伊東が日本一になると約束した後、2軍選手も含めてのグラウンド1周。久々にグラマンの顔を見て、なんかほっとした。
帰り際、たまにはちゃんとファンプレゼントの当たり番号を確認してみる。JAいるま野の野菜が当たってた。