小説新潮』7月号

(4月号の「ハンカチ」に続く)村内先生シリーズ第2弾として、「ひむりーる独唱」という短編が掲載されている。
先生相手に事件を起こしてしまった中学2年生の斎藤くん。時間を置いてクラスに戻りはしたものの、周囲の態度はそっけない。そんなときに、ピンチヒッターできていた村内先生と交わされるあれこれのやりとり。
なんか、事件を起こしながら、そっけなくされるだけというのに納得がいかない。もっときついこといわれるもんじゃないのかな。
この号では、ほかにも山本周五郎賞の選評(3ページ)を書いている。

小説現代』7月号

「全部読切り 青い性の小説特集」で、短編「タツへのせんべつ」を書いている。中学1年生でともに野球部であるタツとヒロシ。転校していくタツへ、ヒロシはプレゼントを渡そうと考える。『GORO』とか『平凡パンチ』が読まれる時代の物語。
うまいなあ。転校と性への関心というつながりそうもないことを、関係づけて話を作れるということが。

石田衣良角田光代重松清篠田節子藤田宜永唯川恵著『Vintage'06』(講談社

小説現代』に掲載された、ワインをめぐる短編をまとめたもの。重松清ひとしずく」は同誌2005年5月号に掲載されたものの再録。

6月25日付夕刊フジ(24日発行)「シゲマツ解説委員長が斬る ニュースの読み方アソビ方」

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