金泉湯

一風堂の近くにある銭湯にいってきた。そもそも、銭湯というところに入ることすら、初めてである。
なぜいこうと思ったのか。別にたいした理由はない。終電逃して、家に帰るのは無理。じゃあ、22号館(という、大学の24時間利用可能なスペース)で休もう、なんて日に、銭湯にこれたら、さっぱりするだろうなあと思ったから。まあ、いつくるのか知れない日のための、予行演習みたいなもんだ。
19:00ちょっとまえに、入口をくぐる。下駄箱が鍵つきで安心。料金は大人430円。なんか、最近値上げになったみたいな張り紙がしてあった。
先客は7、8人といったところか。全員が同年代の学生っぽい。脱衣所のロッカーも鍵つき。「半自動」と書かれた浴室のドアを開け、なかへ入る。
あ、石けんとシャンプー持参しなきゃいけないとこなのか。私が無知なだけで、銭湯一般ってそういうものなのかな。体を洗うスポンジだけ持ってきたのが、実にむなしい。しょうがないから、お湯のみで何回も何回も体を流す。
風呂はリラックス風呂やら、水風呂やら、バラエティーには富んでいる。しかし、その分、ひとつひとつのスペースは狭く、譲り合いの精神が必要か。
途中で、おじいちゃんがひとり入ってきた。やっぱりというか、想像していたとおり、学生もしくはおじいちゃんしか、客がいない。私なぞは、たまに内風呂ではなく、こういうところにくるのもいいもんだなと思ったけどね。子どもとか、サラリーマンの姿はない。まあ、家に風呂があるのに、わざわざこんなところくるなんて、金の無駄という考え方もあるか。
30分ぐらいしてあがる。ロビーでしばらく休み、受付の男性に「ありがとうございました」といわれ、店を後にする。
月曜定休で、営業時間は14:30-0:00。入口脇には「時間厳守」と書かれていた。