「続・桐蔭学園の真実」第2回

どこの学校だって、行事の前に大掃除ぐらいはするのかもしれない。別に悪いことではないだろう。桐蔭も例にもれず、入試の前には壁のペンキを塗り直したりだとか、父母会の前に、廊下にカーペットを敷いたりすることがあった。
そうしたおこないのなかで、せこいと思ったことがある。それは学校説明会がおこなわれていた日のことだ。
1日の最後にやるホームルームが、たいした話もないのにだらだらと続く。誰かが早く終わりにしようといった。そして先生から帰ってきた言葉は、「○時になるまで出すなといわれている」。
つまり、こういうことだ。説明会が終わる前に、ホームルームをおしまいにしてしまったら、お客さんたちが、生徒で大混雑のバスに乗らなければいけなくなる。だから、来客がバスに乗車し終える時間まで、だらだらだらだらとホームルームを続けるわけだ。
桐蔭学園の受験を考えている方へ。説明会にいったぐらいで、学校のことをわかった気にならないでいただきたい。朝と帰りの大混雑するバスを見て、あるいは実際それに乗ってみて、3年間なり6年間なり、通い続けられるのか、じっくりと考えてみることを勧める。
「続・桐蔭学園の真実」は、早くもネタがなくなったので、これにておしまい。また書きたくなったら、「続続・桐蔭学園の真実」として再開しようと思う。