文芸専修冬季講演会

蜂飼耳とアーサー・ビナードの対談「すなおなコトバ」。きょう15:00から2時間ほど、34号館151教室にて。
蜂飼さんは第5回、ビナードさんは第6回の中原中也賞受賞者。つまり、私には何の興味もない詩の話がされたわけだが、思わず身を乗り出して聞き入ってしまうほどエキサイティングな話の数々で、足を運んで大満足。
ビナードさんによると、「受賞作は英訳本として出版され」(中原中也記念館のサイトより)るのが中原中也賞の特徴で、受賞した翌年の式でその刊行記念? みたいなことがあるそう。だから、連続した回の受賞者たちは必ず会うことになり、ふたりもそうして知り合ったそうだ。
まず最初にふたりが各々の詩を朗読し、それについて自作解題のようなことをする。
その後、ビナードさんが複数の言語を操るのに対し、蜂飼さんが日本語のみであること、そこから生まれる差異や、ふたりの英訳本、英訳のあり方などについての話がなされる。言葉って面白いものなんだなってことが、ひしひしと伝わってきた。
前のほうに録音している人がいたけど、どこかに講演録が載るのだろうか。もしそうなら、手元に置いて、いつでも参照できるようにしておきたい貴重な対談であった。