絲山秋子さんサイン会

きょう18:30から三省堂書店神田本店1Fにて。『ニート』(角川書店)の発売記念。
授業が終わり、あわてていったので5分遅れで書店に到着。もうすでにサインを始めていた絲山さんと、それを眺める聴衆の間をすり抜け、2Fのトイレにいって、下に戻る。
最後尾と思われるところに着くと、店員に「列は別のところに作っているので、ご案内します」と階段のほうに連れていかれた。ぐるぐる階段を登り、3F付近までいって、ようやく最後尾。
本を読みながら、40分ほど待って、順番が回ってくる。前に並んでいる人たちを見ていると、握手してもらったり、なにか話しかけていたり、かわいい子どもに絲山さんが手を振っていたりとなごやか。待っている間に、私もしゃべることを考えた。
「自分、いま大学3年で、これから就活なんですけど、何かアドバイスを頂けませんか?」
というのを思いついたんだけど、
「この作品が、アドバイスになっていると思います」
と返されて、読んでいないと思われてしまうかもしれないので、平凡なことを話しかけてみる。
絲山さんの声は初めて聞いたはずなのだが、想像どおりで違和感がない。たとえば、自分が何か悪さをしたとしても、すべて許して包み込んでくれるかのような、とてもやさしい語り口だった。
隣に立っていた角川書店のKさんに印を押してもらった後、店を出て、うれしさで無我夢中になり明治の前あたりまでダッシュした*1。とても快感だった。
下は関連リンク(きららのインタビュー)。
http://www.quilala.jp/from_bs/interview02.html

*1:どうも、このダッシュが出るかどうかが、サイン会に満足したかどうかの私にとってのバロメータらしい。