「恋しさと せつなさと 心強さと」

1週間ぐらい前だったか、日経に挟まれてきた冊子の表紙が篠原涼子だった。こんないい顔してたっけ、年取って変わったのかな、あるいは整形とか?
なんてことを考えながら、頭の中では大ヒット曲「恋しさと…」が鳴り響いていた。これは、たしか私が小5のときのヒット曲だったと思う。小5ということは11歳。もう10年以上も前のものになるのか。
この間、篠原涼子には、紆余曲折があっただろう。それでも、浮き沈みの激しい芸能界で10年ものときを生き抜いてきたってことを思うと、なんか感慨深い(前身のパードル時代も含めれば、もっと長くだけど)。
それにしても、この曲ほど鮮明に10年というスパンを感じさせてくれるものはほかにない。単に1994年、95年あたりの大きな出来事というのなら、いくつもあるだろう。しかし、単発の出来事で継続性がなかったり、人物であれば、いまは最前線で活躍していなかったり。
小学校の頃の思い出というと、修学旅行とかそういうのが多いのかもしれない。けれど、同級生の枠を超えて、世代で共有できるものがないのというのは寂しい。
そんなわけで、「恋しさと…」が次は四半世紀を感じさせる曲になってくれるように、篠原涼子には活躍し続けてもらいたいと思う。結婚しちゃうかもしれないけど、美しいままで。