電子辞書の進歩に驚く

ふと思い立って、電子辞書を購入することに。
現在使っているCASIOのXD-S5000という機種は、2年以上前から液晶が見づらくなったり、文字化けしたりという状態。なので、そのたびに手のひらで「ばーん」と叩いて、どうにかこうにか使ってきた。
新しいやつを買ったら、それを持ち運び用にして、古いのは修理に出し、直ったらパソコンのそばに学習用として置くことにする。
電子辞書というものは、あふれるほど機種があるので、特にわけもなく、メーカーはCASIO、そしてスペイン語の辞書が収録されているものに決める。だって、そうでもしないと、あれもいいや、やっぱりこっちもいい、あの機種にだけはこの辞書が収録されている、などと永久に迷い続けることになりそうだったから。
ちなみにスペイン語は、昨年度まで第二外国語の授業があったが、現在使うことはなく、たぶん知識はすべて抜けてしまっている。だから、ほんとに選択肢を絞り込むためだけに、スペイン語収録のものに限定した。
それで購入したのが、XD-LP7500というやつ。価格.comで調べて、大和駅近くの3万円を切る店で買った。
使い始めて驚くことばかり。
例をあげると、折りたたんだ状態の辞書をぱかっと開けると、自動で電源が入ること。別にそんな機能はなくてもいいのだが、進歩を感じさせる。
そして、検索語句を打ち込んでいくごとに、候補が絞り込まれること。たとえば広辞苑で「わ」「せ」と入力していくと、画面左に

わせ【早稲・早生】
わ-せい【和声】
わ-せい【和製】
わせい-えいご【和製〜
わせい-てき-たんお
わせい-ほう【和声法】
わせ-だ【早稲田】

と候補が表示され、画面右には現在カーソルがあっている語句の説明が出る。つまり、実際に紙の辞書を引いているのに近い感じで使えるのだ。前に電子辞書買ったのが4年も前ということもあるだろうが、これにはほんと驚いた。
それで前に買ったやつを修理に出すことにする。郵送でも受け付けてくれるけど、送料を負担しなければならないので、カシオの横浜サービスステーションに持ち込んだ。
私の母校、代々木ゼミナール横浜校の、国道1号線を挟んで反対側の一角にあるヨコハマツインビル2Fに、ひっそりとサービスステーションは存在する。ここって、勝手に入っていいのかなというぐあい。
ドアを開けると、受付の女性がきて、状態についてあれこれ聞かれる。修理する部分、しない部分をしっかりと確認してくれるので、郵送ではなく持ち込みのほうがいいなと思った。
「この商品は定価が○○円なので、だいたい修理は□□円ぐらいになりますけど、いいですか?」というふうに話をして、ものを預け、ビルを出る。
道路の反対側から代ゼミ横浜校の雄大な姿を見て、しばしもの思いにふける。東口は遊ぶところがなく、オフィスビルばかりだけど、いつまでもこの場所に残っていてほしいと思う。私が通っていたころにはなかった北口も完成し、便利になったことだし。