石原伸司著、重松清解説『愛の極致』(幻冬舎アウトロー文庫)

著者は元ヤクザ。拘置所にいるとき、ふとしたきっかけで、ある女性(この人も拘置所にいる)と文通を始める。本書は、女性が著者の元に送ってきた手紙をもとに、顔をあわせることなく進展する、ふたりの恋愛の軌跡を振り返ったもの。
小説にはない事実の重みが、この本にはある。女は著者に向けて、エッチなことを書きまくるのだが、そこからは、作り話ではない切実さが感じられる。そして女性がたどってきた人生。ふつーに生きてきた作家には、こんなことは書けない。

AERA臨時増刊・8/25号『COUPLES』

桐野夏生との対談「いまそこにある危機・ニッポンの男と女」全4ページ。夫のあり方、妻のあり方、夫婦の関係、ときを経てかわったもの、かわらないもの。眼鏡をかけた桐野さんは、普段とはまったく違った印象。

小説すばる』9月号

ラブレター・イン・ブルー第9章「この世ではどんな魂も」掲載(連載10回目)。いつもどおり、先が気になる。巻末の読者からのお便り欄には、作品についての感想めいた投稿があった。

週刊ポスト』9/2号

鈴木邦男斎藤貴男森達也著『言論統制列島 誰もいわなかった右翼と左翼』(講談社)の書評を書いている。

最近のリンク元から

重松清」+「ナイフ」、「重松清のナイフ」:夏だなあ。読書感想文は自分で書いてください。
重松清」+「出身校」:高校であれば山口県立山口高校。
その日のまえに」+「サイン会」:なさそうかな。『疾走』(単行本)は8月発売で、サイン会をやったのが9/10だった。だから、まだ発売記念のサイン会がないと、断定はできない。

空より高く(読売新聞夕刊)

8/11:小春日和11(連載128回目)
8/12:小春日和12
8/13:小春日和13
8/15:小春日和14
8/16:小春日和15
ムクちゃんと誕生日が同じだ。幼稚園に入るまで、横浜に住んでて、ってあたりも、私と共通する。
8/17:小春日和16
8/18:小春日和17
8/19:小春日和18
8/20:小春日和19