盛田隆二のサイン会

きょう、池袋西武のリブロにて。
16:10ぐらいに盛田さんが登場したとき、並びの列はかなりの人数になっていた。以下、一字一句正確ではないので、要旨ぐらいのものとして読んでください。

(店員からマイクを受け取って)作家の盛田です。きょうはこんなに集まってくれてありがとうございます。5人ぐらいくればいいかな、と思ってたんですけど。まさかみんなサクラとかじゃないでしょうね」

思わず笑ってしまった。
私が1週間前ぐらいに整理券もらったとき、そこに記されていたナンバーは1ケタ台前半。客の立場ながら、人が集まるのかどうか心配したぐらい(余計なお世話だな)。
会場は人のゆきかいの激しい場所で、たいていマイクを使って、物売りだとかしていることが多いような気がする。きょうも例に漏れず、15:30ぐらいにいってみたら、「盛田隆二さんのサイン会を本日午後4時より開催します。まだ若干ですが、余裕がありますので、ふるってご参加ください」って、何度も何度も、耳が痛くなるほど(たとえじゃなくて、現に痛くなった)繰り返す。
それでも、15:45ぐらいまで、誰も並ばない。人通り多いところだから、自分ひとりだけ並ぶのも照れくさいという感情があったのかもしれないけど、このまま人がこなかったらどうするんだろうと思った。
5分ほど前にいってみたら、列が15人ぐらいに。サイン会におけるサクラの見分け方として、私が勝手に考えているのが、「サイン会の対象書籍を熱心に読み込んでいる人=サクラ」の式。だって、サクラじゃなかったら、サイン会の日までにいくらでも読む余裕があるだろうし。
で、きょう周りの人を見渡してみたんだけど、そういう人は皆無だった。やっぱり、みんな恥ずかしがって、どっか隠れてたのかな。
その後、宛名書きだけだと寂しいので、「光は新宿より」という言葉を、サインにつける、といって、『ストリート・チルドレン』の内容に少し触れ、意味を説明した。お話を聞いて、もう一度読み返したくなる。
「話そうと思えば30分ぐらいになっちゃうけど…(覚えていないけど、そんなに話すわけにもいかないので、ということをいったんだろう。たぶん)」ということで、サイン会へ。
前のほうに並んでいたから、すぐに帰ったんだけど、たぶん、やっている途中に地震がきて、盛田さんはびっくりされたのではないかと思う。
私はそのとき、池袋駅のホーム。何もなければ、18:00には家に着いていたであろうに、池袋→(湘南新宿ライン)→大崎でストップ。ずっと動かず。駅のアナウンスの指示で、大崎→(埼京線)→渋谷。振り替え乗車券を求める列が長くて疲れる。渋谷→(東急東横線)→横浜。混んでたけど、座れたからよかった。横浜→(横須賀線)→大船。このときには、もう動き始めていた。結局家についたのは、21:40。3時間以上も、無駄な時間を費やしてしまったのか。