3年ぶりでも、歩き方でわかる

お昼ごはん食べにいこうと、大学の中を歩いていたら、後ろから誰かに呼び止められた。「おお、久しぶり」という感じの、高校時代3年間、私の後ろの席だった人だ。
彼も私も1浪して早稲田に入った。1年、2年のときにも、それぞれ1回ぐらいずつ、道端で挨拶程度ぐらいのことはあったが、本格的に話すのは、たぶん高3の卒業式(2002年2月)以来、3年ぶりぐらいである。
「どうして後ろからなのに、私だってわかったの」って聞いたら、「歩き方でわかる。いつも左手をポケットに入れてるし」という。
これを聞いて、すっごいうれしかった。3年の歳月を経ても、後ろ姿だけでわかってくれるなんて。まあ、実をいうと、私も彼のことを、歩き方と後ろ姿(髪の毛に多少のくせがある)で判別できるんだけど。
そんなこんなでごんべえで一緒にうどん食べて、高校時代の同級生の話をしたり、あと彼の弟さんも4月に早稲田に進学したということなので、そのことを聞いたり。
最後には、おすすめのラーメン屋を聞いて別れた。不思議な時間だったなあ。卒業するまでに、あと何回後ろ姿を見つけて会えるだろうか(彼の携帯の番号など、当然知らない。けど、実家から通ってるっていってたから、同窓会名簿みたいなのを見れば、家はわかる、という微妙な間柄)。