坪内祐三「編集・ジャーナリズム論」

第5講(5/18)

学生からの質問を受けて、それについてのコメントで授業が進む。

・出版社
早稲田文学のフリーペーパー化
文芸誌が売れなくても大丈夫な構造。
平岡先生、市川真人
電子書籍
この話は著書か雑文かに書いてあった気がするけど、3000部クラスと、3万部超の作家、その間にいるのが1万部前後の書き手だという話。
・音楽業界におけるレコード会社とアーティストの関係、出版業界における出版社と作家の関係

来週から教科書を使用するので、持ってくるようにという言葉で授業が締めくくられる。

第6講(5/25)

最初に教科書(『時代を創った編集者101』)の年表部分、p.226-31のコピーを、教科書持っていない人に配る。
1865から20年ごとに、2005年まで年号を黒板に板書するのに、左から右にときが流れたほうがいいか、それとも逆がいいのか迷う。学生にそれぞれ挙手を求めたが、同数ぐらいで、結局一番左に1865、右に2005となった。

『我楽多文庫』
民友社・博文館(大橋佐平)
当時のジャーナリズムの姿勢
山田美妙・言文一致
『日本大家論集』(博文館)
頓智協会雑誌』・宮武外骨
『都の花』
二葉亭四迷浮雲』(金港堂)
尾崎紅葉
日清戦争
『太陽』(博文館)
高橋由一
国木田独歩・独歩社
終戦
東京オリンピック

おおざっぱにはじまりのところを講義した、ということで終わり。もっと人数が減ってくれないと、プリントが配れないとぼやく。