平岡篤頼さん死去

「18日未明、東京・新宿で教え子の作家たちと飲食中に倒れた」(下記URLより転載)とのこと。
http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2005/05/18/20050518dde041060017000c.html
1983年6月、大学の掲示板で「『早稲田文学』学生編集委員募集」を見たシゲマツ青年は、昼休みの1時間ちょっとで課題の作文を仕上げる。そして履歴書とその作文を平岡先生の研究室前の箱に放り込む。面接試験があったけど、そんなのどうでもよかったから、電話番号を書かなかった。
ところが、しばらくすると、彼のもとに平岡先生から手紙がくる。「作文がよかったから、特別に試験をしてやる」と。その試験の出来は、平岡先生を「まあ、知識はあとからでも増えるからなあ」と困らせるものだったらしい。(以上、『オール讀物』2001年3月号初出の文章より、転載、要約)
そんな彼を『早稲田文学』の作り手に加えた平岡先生こそが、いまの重松清の原点を作り上げた人物といえるだろう。通夜は、あす土曜日18時。葬儀は、あさって日曜10時から。どんな思いを抱いて参列するのだろうか。

小説すばる』6月号

ラブレター・イン・ブルー第6章「夢のあとで」後編が掲載された(前回も第6章なので、実質連載7回目。節が1ではなく、4から始まっていた)。
鷲見洋一郎っていう名前が最後に出てくるけど、これって新登場人物ではなかったのだろうか。ほとんど説明がされていないけど。

空より高く(読売新聞夕刊)

窪塚の飛び降り事件を意識しているのか(空を飛べたとか飛べなかったとかいってるから、1986年4月8日のほうではないだろう)。私は彼のあの行動をとてもかっこよく思っているので、この「空より高く」での書かれ方は好き。
5/12:青春サバイバル11
5/13:青春サバイバル12
5/14:青春サバイバル13
5/16:青春サバイバル14
5/17:青春サバイバル15
5/18:青春サバイバル16

選考委員

いま現在、重松清が選考委員を務めている賞に以下のものがある。
小説現代新人賞オール讀物新人賞開高健ノンフィクション賞、山本周五郎賞
もう直木賞取ってから4年が経ち、選ぶ側の人間になったんだなあ、と。