2004年4月1日付読売新聞朝刊

連載90年を迎えた「人生案内」(http://www.yomiuri.co.jp/jinsei/)の愛読者である角田光代三浦しをんによる対談が掲載されている。4/29のトークショウの予習として読んだ。
アンチ読売なもんで、こういう連載があるってことさえ知らなかった。

4/29のトークショウ(再補足)

始まる前にABCの店内を見ていたら、『Giongo gitaigo jisho ぎおんごぎたいごじしょ』(ピエ・ブックス)という本があった。 いわゆる辞書のように、定義がだらーっと書いてあるのではなく、かわいいイラストが交えてあり、ぱらぱらめくっていて面白い。(擬音語を多用する)角田さんのファンの人に読んでほしいなと思う本だった。
話が変わるけど、上にあげた読売の対談のなかで、三浦さんがこういっている。

角田さんと知り合い、お互い人生案内のファンとわかって「人生案内愛好同盟」を勝手に作りました。

トーク終わった後に、質問コーナーがあったら、「この人生案内愛好同盟は、その後、活動されているんでしょうか?」なんて聞いてみたいなと思って、メモっていった。
で、結局、質問は受け付けてくれたけど、これを聞いてしまったら、話の流れがぶっちぎれてしまう展開だったので、やめる。
質問は4つか5つぐらい応じれくれた。この中で、3番目の質問者が、2人はたまった本をどうしているのか、ということを聞く。トークはずっと、本を買う話ばかりだったので、売ることについても伺えて、いい質問だったと思う。
三浦しをんさんにサインをいただいているときに、何にもしゃべらないのは変かなと思って、「角田さんとは読売の対談で知りあったんですか?」と聞いてみた。「うーん、その前ですね。編集者同士が知り合いで、ちょくちょく」ということだった。
サイン書き終わった後、無理やりお願いして握手をしていただく。その手は、洗うことなく今日に至っている――だったら、美談だけど、その日はちょっと暑くて、額にうっすら汗をかいていたので、トイレいって、手で水をすくって顔を洗ってしまった。
でも、手の感触はしっかりと記憶に残っている。たぶん、これから三浦さんの小説を読むたびに、行間から、この手の感触を思い出すんじゃないかという気がする。