小説新潮』5月号

「きみの友だち」第8話「かげふみ」掲載。
季節は中学3年になったばかりのころ。モトは石川美紀に告白するが、彼女はすでに自分の親友であるブンと付き合っていた。
ふたりはサッカー部に所属している。先の気まずい出来事などなかったかのように、ブンとモトは活動し続けるが、ある日、ブン1人が市の選抜チームに選ばれることになった。ブンとモトが一緒に練習する時間があまり取れない日々が続く。
いい話なんだけど、盛り上がりに欠けている。たぶん、書いてる方もそれはわかっているんじゃないかと思う。つまり、1冊の単行本になったときのことを考えて、最終回手前は、盛り上げたくなるのを我慢した、と。
あとブンのお姉ちゃんは、ブンの7つ上で、ぐずと同級生という設定だったけど、これって最初っからそうだったっけ。もう8話目だから、出だしがどうなっていたのか忘れてしまった。
以下、どうでもいいことを3つほど。サッカー部の顧問の名前は中江。これは江中(直紀)さんの苗字をひっくり返して使ったのだろうか。
あと「親友」ではなく、「相棒」だという言説は、Sくんについての文章でも書いていた。これ、気に入ってるのかな。
それと少年が無我夢中で走る。わけもなく。これは重松さんも好きだっていってたし、私もいいと思う。というか、私は今でも突っ走りたくなることが、よくある。
最終回だということは書いていなかったので、まだこの連作は続くようだ。

4/17付朝日新聞朝刊

電車男』(新潮社)の件でコメントをしている。

空より高く(読売新聞夕刊)

ムクちゃんの告白に、ネタローは微妙な返答をする。
4/18:ひとはみな一人では……9
4/19:ひとはみな一人では……10
4/20:ひとはみな一人では……11
4/21:ひとはみな一人では……12

bk1の著者コメント

『さつき断景』と『明日があるさ』についてのコメントがある。
http://www.bk1.co.jp/reviewer/452493/nickname/%8Fd%8F%BC%90%B4

ダ・カーポ』1/5、19号

(情報出所2ch)特集「小説より面白い!?人気作家たちの日常」内に、「重松清、怒る ある作家の発言をめぐって騒動勃発」という文章が載っている。
小説現代』2004年9月号における川端裕人の発言に激怒し、『ふにゅう』(新潮社)に書いた帯文の回収を命じた、というもの。ちなみに下記URLからリンクされていた『波』8月号の書評も消されている。
http://shinchosha.co.jp/cgi-bin/webfind3.cfm?ISBN=469101-1
他のページでは、『週刊現代』の2004年ベスト5に『卒業』(新潮社)が選ばれた件についても書いてある。

火曜日(4/19)のすぽると!

以下、yahoo掲示板より転載。

直木賞作家の重松清さんが取材した野球観戦の魅力と称した特集があり、その中で市民球場を取り上げてました。
確かにここほど街に溶け込んだ球場は無いでしょう。後、選手との距離感も近いですし。
神宮も近いほうだとは思いますが、また違った近さなんですよねぇ・・。
去年の夏、ハウエルさんがいたく感動して試合そっちのけで球場の隅々を見て回ったのが思い出されました。 (inaatu4141さん)

スポルトで市民球場を取材してくれてました!
「日常に密着し、街にとけ込んでいる」「野球の魅力が伝わりやすい」
など絶賛してくれていて、すーごいうれしかったんですが・・・
ピリっとしないチーム成績と空席の目立つ球場の現状に、少しおこがましく、恥ずかしく感じてしまいました。
新球場のためにも重松清の絶賛に負けないカープ、市民球場にしないといけないですね。(diaz_bokujouさん)

だそう。あとこちらのblogにも。
http://blogs.yahoo.co.jp/kinjitoh22/1748223.html

木曜日(4/21)のプロ野球ニュース

(情報出所id:kanetaku:20050421)にも出ていたようだ。