人は見かけによらない

木曜日に、授業で『ナイアガラ』(1953)を見た。それに先立って先生が、「マリリン・モンローを、ただおっぱいが大きくて、肌を惜しみなく露出しただけの女優だと思っている人がいるかもしれないけど、実はものすごい勉強熱心だ」ということを説明。あるときモンローが著名な哲学者の本を読んだいたので、周りの人間が「おまえにそんなことがわかるのか」みたいな口調で問いかけると、その人よりもモンローのほうが、はるかに詳しかった、なんていうこともあったそうだ。そういうことを知った後で『帰らざる河』(1954)を鑑賞すると、また違った味わいがあって、楽しめた。
最近はグラビアアイドルも、プラスアルファがないと生き残れない、なんてよくいわれてるから、よりいっそう見かけによらないことが増えていくのかもしれない。