『文藝』春号

直木賞有力候補らしい角田光代特集。この人の作品は1冊しか読んでいない。おまけにタバコを吸うと、どこかで読んだので、あまりいい印象を持っていなかった。だけど、江國香織との対談中の写真で、江國の側に置かれた灰皿が、吸殻満杯なのに対し、角田のところにはそもそも灰皿が置いてない。禁煙したのかな。だとしたら応援したい。というか、逆に江國が嫌いになった。
彼女の経歴を見ると、これまでにたくさんの賞を取ってるから、順風満帆の人生なのかなと思いきや、電話番のアルバイトやペンネームでノベライズなんかもやっていたと知り、親近感が湧く。それできょう、『対岸の彼女』(文藝春秋)買ってこようと思ったら、土曜日まで置かれていたのに、売れてしまったらしい。もう初版本はないかな。