雑記

図書館にいって本を読んでいたら、隣のおっさん(見た目45歳ぐらい)の携帯が鳴った。ちょっと通話をして、電話を持ったまま立ち上がったから、外に出ていってくれるのかなと思いきや、そばにあるかばんの中からメモ帳取り出して、通話を続けやがる。腹立つなあと感じながら、話の内容に耳を傾けると、「あした日雇いのが入ったので、きてくれ」みたいなことをいわれたらしい。
場所にもよるだろうけど、図書館っていうのは、ホームレス風の人がいっぱいいる。やっぱりこの時期だとあったかくて、かつそれほど人の視線を気にせずに長時間いられるからだろう。特徴としては、図書館には不似合いな、大き目のかばんを持っていることが多い(人によっては、臭気を放っていたりもする)。
彼の格好もその類のもので、おそらく、住むところもなく、よって固定電話を持つこともできないから、こうして携帯でやりとりするんだろうな。年始から社会の底辺を見た気がする。だが、彼らのような安価な労働力のおかげで、私たちはいい生活ができていることを考えると、感謝しなければならないのかもしれない。