2004年の3冊

1:川端裕人『ふにゅう』(新潮社)
2:鷺沢萠『ウェルカム・ホーム(新潮社)
3:重松清『卒業』(新潮社)
別に小説だけから選んだわけでもなく、新潮社の出版物に限定してもいない。1の著者には、近い将来直木賞を取って欲しい。

平野啓一郎著『日蝕』(新潮社)

漢文の書き下し文であるかのように、難しい漢字を使いまくっている。たまに辞書なんかひいたりして、読書して勉強したなと感じた。前半のほうでは、ストーリーがなかなか進まずにいらだち、後半では、あっさりと出来事を片付けてしまうのが残念。全体的に単調。