小説すばる』2005年1月号

ラブレター・イン・ブルー第2章「ノクターン」掲載。ところで先月号は、ラブレター・イン・ブルー第1章「パヴァーヌ」第1話だったけど、第2話にはならないんだろうか(方針変更とか?)。まあいいや。
前回の要約がついてたけど、先月号読んでないければ、設定がわかりづらいかも。終わりに近づいていくのかと思わせながら、最後にひっくり返すのがよかった。またまた今後の展開が楽しみ。

週刊朝日』12/17号 本のひとやすみ

取り上げられた本は、森達也姜尚中著『戦争の世紀を超えて その場所で語られるべき戦争の記憶がある』(講談社)。そして今回で、重松清の担当は最終回。ちなみに後任が誰なのかは、次号(12/24号)でも明らかになっていない。

朝日新聞12/19 カジュアル読書 重松清さん(作家)のポケットから

香山リカ、森健著『ネット王子とケータイ姫 悲劇を防ぐための知恵』(中公新書ラクレ)、後藤正治著『はたらく若者たち 1979-1981』(岩波現代文庫)、伊丹由宇著『東京居酒屋はしご酒 今夜の一軒が見つかる・厳選166軒』(光文社新書)の3冊について。

週刊現代』2005年1/1号

メディア通信簿が重松清の番。本文は見てない。

婦人公論

現在出ているのが、12/22、1/7合併号のため、「女のニュース男のニュース」の次回重松担当は、2005年1/7発売の2005年1/22号になる。(2005年1/12追記)2005年1/22号も続けて斎藤美奈子だった。訂正してお詫びする。

ダ・ヴィンチ』2002年2月号

昨日別件があって見ていたら、宇月原晴明が出ていた。その文中より転載。

早稲田文学』では重松清氏とともに学生スタッフとして活動。「彼の存在が小説を書くということにリアリティを持たせてくれました。小説を書くことで違う世界が広がり、自分の中に新しい発見があった」

ということだそう。『セカンド・ライン エッセイ百連発!』(朝日新聞社)の90番に書いてあることも合わせて、キーワード登録してみようと思う。

山田詠美著『私は変温動物』(講談社文庫)

読む本がなくなったから、積読の中からこの本を選んだ。そしたらこんなことが書いてあった。

こうして私はまた今回も芥川賞をのがしたのでした。その時、私は心の中で、あー、落ちる原稿は決まったと呟いたとゆうのはウソ、ウソだよ。すみません。来月はきっと書かせていただきます。ごめんなさい。シゲマツさん。と私は涙ぐむのであった。(文庫版113ページより転載)

巻末の初出一覧によると、このエッセイは『月刊カドカワ』1986年9月号に掲載されたもの。重松清角川書店をやめたのは、86年の早い時期(85年に新卒で入社して、1年足らずでやめたということからして)なんだけど、文中のシゲマツさんと重松清は同一人物なのかな。
もし重松清なら、ここで山田詠美が落とすといっている原稿は、どこの出版社のものなんだろう。角川をやめた後、別の出版社の編集をしていたという話は聞いたことがないが(この頃は、1986年の4月に岡田有希子著『ヴィーナス誕生』が出て、当時のCBSソニーから出ていた『Gb』などで書いていた、というふうに読んだ記憶がある)。