雑記

帰りに高田馬場駅前を通ると、募金活動をやっていた。交通事故なのか自殺なのか、そこらへんはよくわからないけど、遺児のための募金ということだ。175cmくらいの、私と同世代であろう男子学生がたったひとり、嗚咽交じりだけども、しっかりと通る声で呼びかけていた。彼はまだ自分の身の回りに起きた死について、うまく頭の整理ができていないのかもしれない。こうして街頭に立って募金を呼びかけることで、死を乗り越えようと思ったのかもしれない。そんな彼の抱える募金箱を横を素通りした私にはいつか天罰が下るような気がする。