柳本晶一と島崎みゆきの再会

全日本女子バレーボールファン感謝デーということで、代々木第一体育館に行ってきた。ここの最寄り駅は原宿駅なのだが、渋谷駅からも歩いて15分ぐらいで着く。その時まだ8:35ぐらいだったが、すでに人はわんさか。(11:00開場)立って前の方に移動させられたり、座って本を読みながら時間をつぶした。中学生とか高校生の女の子も多いバレーボールの待ち列というのは好きだなあ。(別にロリコンとかそういうのじゃなくて、列のど真ん中でタバコを吸い始める人が少ないから)

開場と同時に人がどばっと入っていったので、チケットがなくてもばれなかったかも。(私のチケットは半券がもぎられていないままだし)小走りで会場に入り、1F南Fブロックの10列目ぐらいの席を確保する。外にあるグッズ売り場では、各選手(大友愛とか大山加奈佐々木みきのものがあった)の下敷き、各選手(これは辻知恵とか吉原知子なんかのものもあった)のストラップ、ポケットティッシュみたいな袋に入った湿布、背番号19が入ったTシャツなどが売られていた。買い求める人の列がすさまじい。場内には、トスビンゴ(バスケのゴールみたいなものに、ボールを揃える)などの催しがある。

12:00にイベント開始で、まず始めに11人(木村沙織が不参加なので)全員がコートに立つ。それでエライ人(協会の役員かなんか)と柳本晶一による会場の客への挨拶がある。そのあと、客参加によるサーブ的当てゲーム、アタックスピードガンコンテスト、サーブマシンを使った、相手のコートにボールを返すゲームなどが行われる。その合間の時間を利用して、全日本選手への質問を場内から受け付けていた。
客「杉山選手はなんでそんなにかわいいんですか」
DJ「なんでかわいいかっていうのも、答えにくい質問ですよね」
それに対しての「あなたが応援してくれるからです」という答えは、杉山が発したものではなく、誰かがそう答えるようにしかけたみたい。
客「大友選手のスリーサイズを教えてください」
DJ「それは教えられません」
客「佐々木選手はぬいぐるみを集めるのが趣味だって聞いたんですけど、どのぐらい持ってるんですか」
佐々木「数え切れないぐらいあります」

今日は選手を少しでも身近に感じられるようにと、アリーナ席とベンチの間のフェンスが設置されていない。それが災いとなり、選手に接触していったファン(変質者?)が取り押さえられていた。まあこのへんのイベントは、見てる方にとっては退屈。それらが行われた後、休憩がありようやくメインインベントのエキジビションマッチへ。

東日本選抜の選手が入ってきて、遠征に行ってる日立佐和リヴァーレ以外の東日本4チームのユニフォームが確認できる。パイオニアレッドウィングスの島崎みゆきは、やはりというか長袖。セリンジャー監督(この人が東日本選抜のヘッドコーチを務めた)も、いつものようにパイオニアの黒のパーカー。NECレッドロケッツからは、仁木希有田佳織(姉の方)のふたり。真剣勝負をするなら、大貫美奈子と津雲博子を呼んでほしかったが、年寄りには用がないということだろうか。(パイオニア内田役子じゃなくて島崎だし)そのあと、全日本の選手も入ってきて、いったんベンチに座る。

それで東日本選抜から選手紹介があり、島崎、榛澤舞子、西畑美希(とあと誰かパイオニアの選手もうひとり)がコールされた時、「今日はタッチはなしね」みたいな雰囲気になっていたのだが、次に呼ばれた仁木がパイオニアの4選手にタッチしていったので、以後しっかりとタッチがされていく。武富士バンブーからは井村仁美(この人がキャプテンになってたのを初めて知った)とあとふたり誰か。茂原アルカスからはコーチの辻さんの夫に加え、吉田千絵と狩野美雪と誰かあと一人。(ずいぶんといいかげんなレポートで申し訳ない)

全日本も同様に全選手紹介される。辻はかわいい息子さんと一緒に歩いていく。佐々木はコートの反対側の東日本選抜の選手ともタッチ。(パイオニアの選手も4人いるということでだろうか)それが終わったあと、両チームがウォーミングアップに入る。ストレッチをしているところは今日初めてみたけど、バレーボールの選手ってみんな体が柔らかいんだなと知った。そのあとボールを使ってのアップ。東日本は基本的にチームごとのペアでやっていたが、バンブーの選手とアルカスの選手が3人ずつでハンパになるので、一緒にやっていた。全日本の方では、試合に出られない大村加奈子がボール拾い係をする。腰を痛めているという成田郁久美は練習に加わっていた。スパイク練習では、島崎のトスと他の選手のタイミングが合っていないようでちょっと心配。

それでアップが終わったあと、両チームのスタメン発表があって、それぞれ握手。東は島崎が先頭で同じパイオニアの吉原と。そのあと全日本のサーブで試合開始。
第1セットは終始東日本選抜が大量リード。仁木が鋭いスパイクを放ち、有田がしっかりと拾う。島崎は試合に入ったら、しっかりとトスを上げて、ブロックも飛び、そしてこぼれた球をよくカバーしていた。全日本の方は成田がリベロでコールされたものの、ケガもあってかほとんどコートに立たない。そこを東日本は残酷なまでにサーブで攻めていって、それで大友がミスをする場面が何回かあった。杉山、高橋みゆきもブロックに止められ、東日本大量リードのまま15-7ぐらいで第1セット終了。
第2セットは全日本が先行しては、東日本が追いつくという試合の流れ。最後はジュースにもつれて、17-15で全日本がなんとか名誉を保ったという感じ。杉山祥子の時間差や大友の速攻など、それなりに見どころはあった。結局東日本のセッターはずっと島崎で、バンブーの井村は何をしていたのだろうか。まあ、それはいいけど、島崎のファンにとってはこんなに長い時間、彼女がプレーするのを見ることができる貴重な機会だったのかも。

試合終了後、全日本の柳本監督がわざわざ島崎を呼んで、握手を交わしながらひとことふたこと声をかける。東洋紡の時に一緒だった二人のこのシーンは、とても感動的だった。これを見ることができて、チケット代1500円のもとは十分取れたなあと思う。カメラ持ってたら写真に取りたかった。

柳本と吉原(引退宣言はなかった)の感謝の言葉があり、そのあと選手は控え室に戻る。会場ではプレゼント当選者の発表をして、選手とのハイタッチイベントについての説明があった。会場を出たところで、中に誰がいるのかわからないように覆われた4つのゾーンがあり、私は一番右のDゾーンを通って、成田と高橋にタッチしてもらって帰路につく。間近で見る成田選手は大きかったけど、威圧感はなくほんわかした雰囲気だった。