笠井潔著、天野喜孝絵、谷川渥解説『ヴァンパイヤー戦争1』(角川文庫版)

最近、講談社文庫で装い新たに出ている本だけど、私が読んだのは平成元年発行の角川文庫版。
前半はただのサスペンスという感じだったが、(それでも十分に面白いのだが)後半に入り、神話だとかそういうものが絡んできて、ぐんぐん話しに引き込まれていった。読み始めるまでよくわからなかったが、一巻で完結したもの×11冊ではなく、11冊読まないと終わらない大長編のようだ。夏休みの始めの読書として、いいような気がしている。