重松清雑誌リスト(2004年)

  1. 1月号 中央公論 中央公論新社 「無痛文明に負けるな! 『身体の欲望』を『生命の欲望』に変えよ」という森岡正博へのインタビューが掲載された。メメント・モリ性教育、暴力、森岡さんの著書についてなど、話題は多岐にわたる。
  2. 2月号 日経エンタテインメント! 日経BP社 インタビュー掲載。『送り火』を書いたきっかけなど。
  3. 2月号 望星 東海教育研究所 高山文彦との対談掲載。『鬼降る森』などについて。
  4. 2/6号 週刊金曜日 金曜日 「いま、何か一つ、字を書くとしたら?」第5回で、「情」という字を書いている。
  5. 2/19号 週刊文春 文藝春秋 『ニッポンの課長』の取材過程などについて語っている。
  6. 2/21 ニュータウン物語(映画パンフレット) 戸山創作所+スリーピン・原田徹編 戸山創作所/本田孝義発行 映画についての監督との対談収録。
  7. 3月号 噂の眞相 噂の眞相 一行情報に掲載。
  8. 3月号 月刊日本語 スペースアルク 自分の仕事、とりわけ文字にフォーカスを置いたインタビュー。自分の呼称がいつ「ぼく」から「私」にするかを悩んでいるとか。
  9. 3月号 波 新潮社 表紙の筆蹟掲載。また永江朗による『卒業』の書評も掲載されている。
  10. 3/2号 Associe 日経BP社 糸井重里との『ニッポンの課長』出版記念対談。本の内容をなぞって掘り下げたという感じ。『成りあがり』(重松清の愛読書であり、糸井重里が構成を担当した矢沢永吉の本)について、脚注で触れている。
  11. 3/13号 週刊現代 講談社 森永卓郎が『ニッポンの課長』の書評を書いている。
  12. 3/18号 「Communicate Cafe ショート・ショート」第5回に、重松清が「オーヴァー・ザ・レインボウ」を書いている。
  13. 3/24号 Tarzan マガジンハウス 『ニッポンの課長』についてのインタビュー掲載(構成石飛カノ)。
  14. 4月号 小学六年生 小学館 別冊付録「小六キッズ文庫」第1回が重松清「北風ぴゅう太」(『きよしこ』所収)。本文の他に、ちゃんと読めているかどうかのチェックリスト、著者紹介などがある。
  15. 4月号臨時増刊 小説新潮臨時増刊 山口瞳特集号 新入社員諸君、これが礼儀作法だ! そうだ、山口瞳さんに訊いてみよう。 新潮社 「『男性自身』完全読破」(初出『小説新潮』1996年8月号)掲載。田村章重松清であることを明らかにしている。
  16. 4月号 Sportiva 集英社 三浦知良へのインタビュー掲載。
  17. 4/6号 SPA! 扶桑社 「本当にやった『トホホな初仕事』体験集」という特集内で、自らの初仕事について語っている。見出しは「1泊2日で取材して/原稿料がたったの/1200円でした(笑)」。ある音楽雑誌の仕事で、新進バンドのツアー前合宿を取材しに蓼科へいったそう。
  18. 4/9号 週刊ポスト 小学館 糸井重里との『オトナ語の謎。』出版記念対談掲載(全4ページ)。
  19. 4/13号 女性自身 光文社 重松清・特別寄稿「ハルウララ106連敗現地観戦記」が掲載されている(全3ページ)。
  20. 4/16号 週刊ポスト 小学館 江川紹子が『走って、負けて、愛されて。 ハルウララ物語』の書評を書いている。
  21. 4/17号 週刊東洋経済 東洋経済新報社 田中秀臣が『ニッポンの課長』の書評を書いている。
  22. 4/18号 Yomiuri Weekly 読売新聞東京本社 「MLB開幕戦 松井秀喜凱旋を観た!」というルポ掲載。
  23. 4/29号 週刊新潮 新潮社 黒い報告書「『不器用な男』が夢みた人生が二度あれば」という創作を執筆。
  24. 5月号 オール讀物 文藝春秋 第84回オール讀物新人賞発表ということで、選考委員として選評を書いている。
  25. 5/27号 週刊文春 文藝春秋 「文春図書館」に大崎善生著『孤独か、それに等しいもの』の書評掲載。
  26. 夏号 小説トリッパー 朝日新聞社 特集「新人の条件」のなかで斎藤美奈子と対談。「新人賞徹底攻略!」というタイトル。『21世紀文学の創造 脱文学と超文学』(岩波書店)で岡田幸四郎が落とした村上龍について、ふたりがまだ有名になる前の話、選考委員としてどういう人を選びたくなるか(重松「編集者として自分が担当したい作品かどうか、2作目を書いてほしいと思うような書き手かどうか、を自分のなかの基準にしたいと思っています」)など。
  27. 6月号 アントレ RECRUIT インタビュー掲載。自らの独立経験、会社勤めでもしようかと思ったちょうどそのとき『SPA!』が創刊されたことなど。冒頭の目次のほうのページには、「雇われないで生きていく。」というメッセージが1ページすべてを使って、大きく掲載されている。
  28. 6月号 論座 朝日新聞社 「ハルウララは幸福な例外」と題した文章を執筆。『走って、負けて、愛されて。ハルウララ物語』を書いた頃よりも、競馬に詳しくなった様子がうかがえる。
  29. 6/20号 08 ぼく、ドラえもん。 小学館 「ジャイアンの黄金時代」という文章を執筆。かってジャイアンだったヤツが40代になったら。
  30. 7月号 小説新潮 新潮社 第17回山本周五郎賞発表にあたり、選考委員として選評を書いている。
  31. 7月号 SWITCH スイッチ・パブリッシング 重松清はなぜ子どもを書くのか、書けるのか。他に『nicola』、学校の三大禁忌などについて。
  32. 7月号 青春と読書 集英社 開高健ノンフィクション賞の選考委員になったことに関連して、開高健の文章の奥にあるものを明示している。
  33. 7月号 BUSINESS DATA 日本実業出版社 蟹瀬誠一の連載対談「売れてる人」の仕事術に登場。『ニポンの課長』についての話が中心。8月号に続く。
  34. 7月号 論座 朝日新聞社 芹沢俊介が『教育とはなんだ』の書評を書いている。
  35. 7/19号 AERA 朝日新聞社 佐世保の小六女児殺害事件について、当地の受験事情を踏まえながらルポを書いている。
  36. 8月号 新しい住まいの設計 扶桑社 「あの日のわが家」第51回に重松清登場。「『あ、うちとおなじ間取り!』って僕の小説で思ってもらったら」と題したインタビュー掲載。周囲は身近でなかった新幹線だけど、自分は親しみがあった。
  37. 8月号 ダ・ヴィンチ メディアファクトリー hanae*と対談。小説の書き方、『小学生日記』の成り立ちについて。「団旗はためく下に」(『小さき者へ』所収)、「あおげば尊し」(『卒業』所収)のもとになるエピソードも書かれている。構成・文は永江朗
  38. 8月号 BUSINESS DATA 日本実業出版社 先月号に引き続き、蟹瀬誠一との対談。今度は自身の仕事ぶり、ネタの仕入れ、今興味のあるテーマなどについて。
  39. 8月号 文藝春秋 文藝春秋 「なぜ11歳女児が殺すのか」と題した、重松清赤坂真理、瀧井宏臣、斎藤環宮崎哲弥による討論会。佐世保で見てきたこと、『女性自身』でのアンケートにも触れながら。
  40. 8月号 本 講談社 「戦場の『言葉』と向き合う旅」というタイトルの文章。『最後の言葉』の取材過程、活字化について。
  41. 8月号 波 新潮社 川端裕人著『ふにゅう』の書評が、「『ふにゅう』とは何ぞや」というタイトルで掲載されている。
  42. 8/6号 週刊ポスト 小学館 『なぎさの媚薬 敦夫の青春 研介の青春』(小学館)の発売にあたって、巻末のモノクログラビアページに登場。バーで酒を飲んでいる写真が掲載されている。
  43. 8/24号 エコノミスト 毎日新聞社 作家・重松清の「教育論」 学校は「勉強しろ」と建前でも言うべきだ それ以外の道筋は学校の外で見せればいい、というタイトルで、ゆとり教育についての意見を述べている。
  44. 9月号 現代 講談社 「作家・重松清が戦前戦後の熱狂を甦らせる 雑誌が伝えた『勝者と敗者』の感動秘話」というタイトルで、オリンピックの第5回ストックホルム大会から、第24回のソウル大会までを、当時刊行された雑誌の記事を見ながら振り返っている。
  45. 9月号 寺門興隆 興山舎 「線香のにおいが教えてくれたこと」という文章掲載。ニュータウンが死を遠ざけることについてなど。
  46. 9月号 TITLE 文藝春秋 「ケータイのある風景」というショートストーリー掲載。写真は鈴木理策
  47. 9月号 ちくま 筑摩書房 ちくま新書10周年を記念して、宮崎哲弥にインタビューしている。新書のこれまでとこれから。
  48. 9/3号 週刊ポスト 小学館 柴門ふみとの対談「40代からの恋愛講座」掲載。男と女の恋愛間の違いなど。『なぎさの媚薬 敦夫の青春 研介の青春』(小学館)発売記念のようだ。
  49. 9/14号 週刊アスキー アスキー 『週刊アスキー』2004年9/14号 進藤晶子の「え、それってどういうこと?」(第186回)にゲストで登場している(全4ページ)。未見の話が多数。「恩田礼」というペンネームの意味や、小説を書く理由についても触れられている。
  50. 9/21号 日経ビジネス Associe 日経BP社 ニートについての玄田有史との対談「働けない『ニート』はあなた自身でもある」掲載。
  51. 9/24号 週刊ポスト 小学館 巻末の井川遥グラビアに「井川遥とニッポンの夏。」という文章をつけている。『いとしのヒナゴン』を書いたきっかけなども。
  52. 10月号 潮 潮出版社 「『言葉にならない思い』の豊かさ」と題した、読者手記の講評文を2ページ書いている。
  53. 10月号 CIRCUS KKベストセラーズ 『なぎさの媚薬』についてのインタビューが掲載されている(全2ページ)。
  54. 10月号 TITLE 文藝春秋 矢沢永吉特集。「人生で大事なことはみんなYAZAWAに教わった。」という文章を執筆。 
  55. 10月号 波 新潮社 片山一弘編著『手紙の力 あの日あの時の日本人』の書評を「便利さが奪った『何か』に魅せられて」というタイトルで執筆。
  56. 10/1号 週刊ポスト 小学館 佐藤学が『最後の言葉 戦場に遺された二十四万字の届かなかった手紙』の書評を書いている。
  57. 10/14号(No.44) モーニング 講談社 『青春の門 筑豊編』(講談社講談社文庫)が漫画化されるのを記念した、五木寛之いわしげ孝との鼎談が掲載されている。
  58. 11/25号 週刊文春 文藝春秋 郷原宏による『いとしのヒナゴン』の書評が掲載されている。
  59. 12月号 Sportica 集英社 特別寄稿「作家・重松清が考える『80's』」全2ページ。スポーツドリンクの登場、中継されるようになった海外スポーツ、スポーツをするスタンス、見るスタンスの変化…。ちなみにこの号は、80年代、とりわけマラドーナの特集がなされている。
  60. 12月号 青春と読書 集英社 岡崎玲子と新書についての対談「新書って、何でもありのメディア!」掲載。
  61. 12/10 ファミ通 エンターブレイン 坂口博信×植松伸夫巻頭独占インタビューにて、坂口さんが、開発しているゲームのうちひとつに、重松清が参加しているとコメント。また、聞き手の浜村通信も含めた3人から見た重松清の印象が、どのようなものであるかも述べられている。
  62. 12/25 第6号 酒とつまみ 酒とつまみ編集部 酔客万来という酒を飲みながらのインタビューに登場。中上健次に寿司の折り詰めをもらったこと、酒や学生時代の話などを、下品でおもしろおかしく語っている。