バックギャモンエース日本語ガイド

概要

BackgammonAce(バックギャモンエース)はiOSAndroidアプリ。開発は将棋ウォーズなどと同じくHEROZ。しかしこのアプリ、英語のみで日本語対応はしていない。さほど難しくはないのだが、言葉にハードルを感じる人もいるようだ。
本ガイドでは、そんな人向けに日本語でアプリの説明をしてみる。
なおバックギャモン自体のルール紹介はしない。ルールを知りたい方は、ニコニコ動画こちらが非常におすすめ。シリーズだが、最初のひとつ(10分)を見るだけで、ひととおりわかるようになっている。

料金

現在は基本無料。どういうときに課金が必要かというと、まずコンピューターのヒントをたくさん使いたい場合。それと、負けまくって所持金がゼロになった場合。
ただし、ゼロになってもログインボーナスが毎日もらえる。無料で遊び続けることは十分可能。

登録


最初アプリを立ち上げると、このような画面になると思う。
1番目はフェイスブックのアカウントを使用した登録。
2番目は通常の登録。
3番目はログイン(すでに他の端末からプレイしてる人向け)。
フェイスブックのアカウントを使うと、アバターに自分のプロフィール写真を使うことができる。それ以外の人はアプリが用意したイラストから選ぶことになる。
Facebook」の下は「アプリ側が許可なしで投稿することはない」と書いてある。

2番目のサインイン(通常登録)を選ぶと、このような画面が出てくると思う。
「2文字から32文字までの間で、ニックネーム(アカウント名)を入力してください」と書いてある。
下の星印ふたつは「ニックネームはあとから変更できない」「アバターは好きなときにマイページから変更できる」。

メイン画面


まず、中央のよっつのボタンから見ていこう。
「PLAY NOW!」はオンライン対戦。クリックすると、マッチング(対戦相手の自動決定)が始まる。
「PRACTICE」はオフラインでの練習。イージー・ノーマル・ハードからコンピューターのレベルを選んで対戦できる。操作に慣れる意味でも、初めての人は一度やる。オフラインなので、所持金の消費はない。
「PLAY WITH FRIENDS」は友だちとのオンライン対戦。友だち登録自体もこちらのボタンからすることができる。
「LIVE」は観戦。いまオンラインでおこなわれている対戦を見ることができる。
これ以外のアイコンについては、のちほど紹介する。

対戦


ここからは対戦の説明に入る。「PLAY NOW!」を押して相手が見つかると、このような画面になる。出てくる数字がみっつある。
「Banker's Fee」は銀行に支払う手数料。これは勝っても負けても戻ってこない。
「Bet」は賭け金。相手も同じ額を賭けている。
そして右側の数字が、現在の所持金。

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掛け金と銀行手数料は自動で決まる。一応どのように決定されるか説明したい(読まなくてもOK)。
自分と相手で、所持金の少ないほうがベース。たとえば自分20000ドル、相手16000ドル持っていたとしよう。このときは相手の数字が対象になる。
掛け金は所持金の1/16。つまり16000÷16で1000ドル。
手数料は掛け金の1/20。つまり1000÷20で500ドル。
ただし掛け金は最低500ドル・銀行手数料は最低100ドルが必要になる。つまり所持金が500+100=600ドル以下になってしまうと対戦ができない。その場合はログインボーナスで増やしたり、ショップで課金することになる。

対戦開始の画面。真ん中は上からアカウント名・メッセージ・プレイスタイル。
メッセージはマイページから編集できる。デフォルトでは「Good Game!」になっている。
プレイスタイルは戦っているうちに自動で決まる。詳しくはヘルプ参照。
右上のWinStreakというのは連勝。たとえば上の方は現在3連勝中という意味。
中央に大きく出ている「YOU GO SECOND」は、後手の意味。先手だと「YOU GO FIRST」になる。

対戦画面。自分のターンが回ってきて、左はダブル・右はロール(ダイスを振る)。
真ん中の丸印のAを押すと、ダブルすべきかコンピューターのヒントをもらえる。1回につき50エースを消費する。いま8000エースたまっている。

対戦画面の続き。ダイスを振って2・5。バーにある駒をエンターできないので1回休み。
「UNDO」は「戻す」。駒を動かしてみたものの、他の動かし方はどうかなと検討するときに使う。
このアプリでは常にプレイヤー側が白の駒。動きは反時計回り。
右側の「Best Move 50Ace」は、クリックするとコンピューターが最良の動かし方で進めてくれる。1回につき50エースを消費する。
その上下にある「TIME」は残り時間。このアプリは10分切れ負け。
そしてアバターを取り囲むレインボーの線がわかるだろうか。全体で10分切れ負けなのと同時に、1ターン2分の制限もついている。レインボーがぐるっと一周(2分)するうちに進めないと負けになる。
バー中央には「Cur. Bet $1.3k」という数字がある。これは現在の掛け金。
kは1000をあらわしている。つまり1.3kは1300ドル。10kなら10000ドル。どちらかがダブルをかけた場合は、この欄も2倍になる。
あとは、右下に小さく173kとあるのがわかるだろうか。これは所持金。kはさきほどと同様1000。つまり173kは173000ドル。

駒を動かして確定クリックをしたときの画面。
「EXCELLENT」は「すばらしい」という意味。駒移動がベストだったとき表示される。
他に「GOOD」「BLUNDER」がある。
「GOOD」は最良ではないがうまい移動*1
「BLUNDER」は「失敗」。これはレーティングが1600を超える人*2のみ教えてもらえる。
そのほか、何も表示されないケースもある。上にあげた3つ以外の動かし方をした場合や、動かし方が1通りしかない場合は無表示となる。

対戦画面右下にある「MENU」を押すと、こんな表示が出る。左は音設定、右はリザイン(投了)。

相手がダブルをかけたときの画面。左がテイク・右がパス。一応ルールを説明しておくと、パスとは賭け金2倍にするのが嫌なので投了すること。
上でも書いたが、テイクの隣の丸印はコンピューターがテイク・パスのどちらにすべきかヒントをくれる。

左側にNO CONTACT 「AUTO」と書かれている。この局面は白と黒の接触がなくなり、 ゴールを目指すだけになった。つまり、ムーブ(移動)の技術はあまり問われない。そこで「AUTO」をクリックすると、以後はコンピューターが自動でやってくれる。もちろん押さなければ手動で進めることもできる。いったんAUTOにすると、対戦終了まで戻せないので要注意。

対戦終了画面。左上の「Top」は字のごとくトップ(メイン画面)に戻る。右上のツイッターフェイスブックアイコンを押すと、この対戦の棋譜再生URLを投稿することができる。「Next Play!」は、すぐに次のオンライン対戦へと移る。
「chips」は所持金、「rating」はレーティング、「level」はレベル、「error rate」はエラーレート。
説明は不要だと思うが、レーティングは高いほうがいい。レベルは将棋でいう段級位のようなもの。「complete 56%」というのは、勝ち星を重ねて100%になると次のレベルにあがる。エラーレートは逆に低いほうがいい。エラーレートの詳細はヘルプ参照。

たまに「PLAY NOW!」を押すと、こんな画面が出る。
内容としては「プロモーション映像を見てくれたら、チップをプレゼントするよ」というもの。左の「Watch video」は見る。右の「Later」はあとで(ここでは見ない)。
映像は何種類かあるが、すべて他のアプリの紹介らしい。もらえる額はちゃんと調べてないが、50チップと表示されている映像もある。
以上で対戦の説明を終える。

メイン画面つづき


さきほど紹介しなかったアイコンを見ていく。
1の「Now Playing」は、Mochyこと望月正行さんのアイコン。HEROZと契約しているプロのバックギャモンプレイヤーで、彼がアプリ内で遊んでいると表示される。クリックすると彼の対戦を観戦できる。
2は空白だが、イベント開催中はここにアイコンが表示される。
3は「BONUS」のアイコン。このアプリでは24時間ごとにログインボーナスがもらえる。時間はボーナス支給までの残りを示している。
4は「NEWS」。アップデート情報や、大会が始まるといったニュースが掲載される。何か追加された場合は「1」とか「2」とバッジがつく。
画面左手にあるツイッターフェイスブックのアイコンについてはいいだろう。「こんなアプリあるよー」的な投稿ができる。
5はマイページ。あとで少し触れる。
6は所持金。クリックすると年齢確認の後ショップに移動する。負けて所持金がゼロになったときは買うのもいい(もちろんログインボーナスを待ってもいい)。
7のトロフィーアイコンはランキング。後述する。
8のBACは「BackgammonAce Championship」の略。アプリ内ではひんぱんに大会が開かれている。年間チャンピオンを決めるツアーがBAC。クリックすると、ツアーのランキングや獲得ポイントが見られる。
9の検索マークはユーザーを探せる。「PLAY WITH FRIENDS」(友だち対戦)と機能的に重なるので、そのうち消えるかも。
10はメニュー(設定)。後述する。
以上でだいたいの説明はおわり。あとは細かいところを。

ログインボーナス


ログインボーナスをもらうときは、こんな画面が出る。「850ドルのチップ!」。その下には「あと2日ログインすると追加のボーナスチップがもらえる」と書いてある。このアプリでは、月曜から日曜の1週間のうち5日ログインすると、追加ボーナスが出る。その5日までの残り日数が記載されている。

ログインボーナスと前後して、こんな画面も出る。「初心者向けのパックを買わないか」という宣伝。不要な場合は右上のバツ印を押せばOK。

マイページ


特に難しい英語はないと思うが、コレクションの各項目だけ紹介する。
FULL PRIME(フルプライム)
相手の脱出を完全に防ぐ6続きのプライム。
SEMI PRIME(セミプライム)
相手の脱出をほぼ防ぐ5続きのプライム。
CLOSE OUT(クローズアウト)
1個ないしそれ以上の相手の駒がバーにある状態で、6個すべての自分のインナーボードにポイントを作ること。自分のボードのポイントが1個あくまで、相手は駒をエンターしたり動かすことができない。
BACKGAME(バックゲーム)
レースでかなり遅れをとりつつも相手のインナーボードにふたつのアンカーをつくっているプレイヤーは、可能なかぎり両アンカーを保つようにして、相手のベアイン・ベアオフを乱すように強いる。
3 ANCHOR BACKGAME(3アンカーバックゲーム)
レースでかなり遅れをとりつつも相手のインナーボードにみっつのアンカーをつくっているプレイヤーは、可能なかぎりそれらのアンカーを保つようにして、相手のベアイン・ベアオフを乱すように強いる。
4 ANCHOR BACKGAME(4アンカーバックゲーム)
レースでかなり遅れをとりつつも相手のインナーボードによっつのアンカーをつくっているプレイヤーは、可能なかぎりそれらのアンカーを保つようにして、相手のベアイン・ベアオフを乱すように強いる。
5 ANCHOR BACKGAME(5アンカーバックゲーム)
レースでかなり遅れをとりつつも相手のインナーボードに五つのアンカーをつくっているプレイヤーは、可能なかぎりそれらのアンカーを保つようにして、相手のベアイン・ベアオフを乱すように強いる。
DOUBLE HIT(ダブルヒット)
1ターンで相手のブロットふたつをヒットすること。
TRIPLE HIT(トリプルヒット)
1ターンで相手のブロットをみっつヒットすること。
QUADRUPLE HIT(クアドラプルヒット)
1ターンで相手のブロットをよっつヒットすること。
HIT AND COVER(ヒットアンドカバー
相手のブロットをヒットし、(そのヒットに使った)同じ駒で自分のブロットをカバーすること。
BANANA SPLIT(バナナスプリット)
自分のインナーボードのポイントを壊しながらルースヒットし、それによってふたつのブロットを作ること。
(※ルースヒットとは「自分のインナーボードを、単独の駒でヒットすること」*3
LOVERS LEAP(ラバーズリープ)
相手の1ポイントからミッドポイントまで移動する、オープニングの出目「6・5」。
CANDLESTICKS(キャンドルスティックス)
6個以上の駒がふたつあるいはそれ以上のポイントで積みあがったポジション。
66DANCE(66ダンス)
唯一ポイントでブロックされている「6・6」を振ってバーでダンスすること。
55BLITZ(55ブリッツ)
片方の2ターン目か3ターン目で「5・5」を振り、ポイントオンすることによって相手の1ポイント・3ポイントを作ること。
(※ポイントオンとは「ヒットしつつ、そこにブロックポイントを作ること」*4

ランキング


これも見ればわかると思う。エラーレートとレーティングにかんしては、その日に6戦以上しないとデイリーランキングにのらない(1日の区切りは日本時間午前9時)。
またオールランキングのほうだが、こちらは20戦がランキング登場にあたって必要になる。

おわりに

本ページを見てバックギャモンエースをやってみようと思う人がひとりでもいればうれしい。また、誤りやおかしな点があればコメントでご指摘ください。

*1:細かい話をすると、エラーレートが−0.02以内の場合に「GOOD」になるとのこと。

*2:1601以上。

*3:『バックギャモン・ブック』参照。

*4:『バックギャモン・ブック』参照。