単なる雑記

二階堂正宏という漫画家をご存知だろうか。近作としては、『小説新潮』に掲載されていた『ムーさん』がある(現在2巻まで刊行)。その『ムーさん』をじっくり読みたくなり、単行本を買うことにした。
ところでこの著者、住まいが鎌倉なのである。そこで私は思った。鎌倉の本屋にいったら、あわよくばサイン本があったりするかもしれない、そうでなくとも地元枠できっといい場所にあるから見つけやすいだろう、と。
まずいったのは島森書店(鎌倉店)。鎌倉界隈で本屋といったらまずここである。しかしながら、サイン本はおろか、『ムーさん』そのものが置いてないではないか。がっくり。
次。松林堂書店(http://www.shorindo.co.jp/)。ここは2Fが漫画。階段をあがりながら、さすがに今度はないなんてやめてと念じていると、おおっ。平積ではないものの、レジ近くの棚で最もいい場所に、旧作も含めて並んでいた。いい扱いじゃん、ということで購入。

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ここからは、松林堂書店のよき思い出話を。
耳の悪かった私は、1991年から96年ぐらいにかけて、鎌倉市御成小学校にある「ことばの教室」*1に通っていた。
「ことばの教室」は週に1度、金曜日。学校を終えて一段落ついたぐらいに、おじいちゃんが車で迎えにきて、母親と私とたまに弟も一緒に乗せていってくれた。私が「ことばの教室」で聴力検査をしたり、話す練習をしている間、母親がしていたのは川で洗濯、ではなくて買物だ。
母親はそのついでに、いつも松林堂書店でファミマガ*2を買ってきてくれた。その雑誌が大好きだった私は、うれしくてうれしくて。
買物をするのは、常に東急で、その近くに松林堂書店があったからこそ、私はファミマガを毎号買ってもらえたわけだ。

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これからもあの場所でがんばってほしい。ずっと、ずっと。

*1:http://www.kamakura.ed.jp/~narisyou/nari_syo/principal/principal.htmlのなかほど参照。

*2:ファミリーコンピュータMagazine』。たしか隔週金曜が発売日だった。

まるさうどん(鎌倉市雪ノ下)でまるさうどん(あつかけ、大)に、ちくわ天とかきあげ。計670円(それぞれ470円、100円、100円)。
タウンニュースという地域新聞に掲載されいたのでいってみた。麺自体の味がもう一歩という感じなのだが、この場所でこの料金ならば十分に満足なレベル。あえて難をいえば、席数が少ないから、休日やお昼時だったら混むかなというところ。機会があればまた。