岡本太郎著『人間は瞬間瞬間に、いのちを捨てるために生きている。』(イースト・プレス、2007/12)

『にらめっこ』(番町書房、1975/10)を改題・再構成したもの。分類としてはエッセイ集で、内容は多岐にわたる。タイトルは書中「骨折の記」の冒頭文から取られている。
彼について、「太陽の塔」ぐらいしか知らない私だが、岡本太郎入門として楽しめた。最初のほうは、両親についての文章で、これがちょっと硬い。しかし、留学時代の女性遍歴のところまで読み進めると、楽しくて楽しくて。とくに「青春の森」という一編など、あまりにドラマチックで、フィクションではないかとすら思えてくる。
気になったところふたつ。
「外面は酒脱飄逸」(p.30):「洒脱」か。
「この文豪がそんな風な言い方をしたのもわからないでははい」(p.234):「ではない」だろうな。

11月29日付朝日新聞夕刊

重松清『永遠を旅する者』 井上雄彦とコラボ/ゲーム発異色短編集」という記事。内容は19日の発表会で話したこと中心。

現代小説家たちのサイン本展(石川県立図書館

著名作家80人のサイン本を展示。期間は11/24-12/26で、重松清の本が展示されるのは2期目の12/1-7。
これは、展示のためにサイン本作ってもらってるのかな。
http://www.library.pref.ishikawa.jp/gyouji/20071101/20071124.htm

『熱球』(新潮文庫

徳間文庫版のあとがきに2ページほどの加筆があるだけ。まあ、書くことがそんなになかったのだろうけど残念。しかも、徳間文庫版にあった堂場瞬一の解説は落とされている。

小説新潮』12月号

「ゼツメツ少年」第3回掲載。メモだけ。

人生案内(読売新聞朝刊)

下記URLは通算26度目の回答。11月29日付のもの。
http://www.yomiuri.co.jp/jinsei/kazoku/20071129sy11.htm

オール讀物』12月号

同級生対談角田光代×酒井順子「私たち、団塊の世代が嫌いです」(全9ページ)。
全然話は変わり、そしてまたどうでもいいことなのだけど、コバルト時代の角田さんの作品を読んで気になったのが「下世話」という言葉。これ、最近の作品では見かけない。だから、ボキャブラリーから消えたのかと思っていた。しかし、そんなこともないようだ。ここでは使っている。

婦人公論』12/7号

角田光代のヒミツの話は蜜の味」第11回のゲストは山田太一(全4ページ。構成:篠藤ゆり)。

『婦人公論』12/7号

読んだ記事ふたつメモ。
ひとつは、山本文緒「たとえ小説が書けなくてもいい/うつの先にあった”傲慢な私”との別れ」(全4ページ。構成:平林理恵)。
もうひとつは、表紙の私瀬戸朝香「耳を傾けて」「結婚報告●励まし励まされて」(計6ページ。構成:平林理恵)。