『早稲田学報』10月号

興味ある内容なので、生協で買おうと思ったが、もう売ってない。しょうがないので、図書館で読んだ。
巻頭エッセイは角田光代。角田さんが大学時代について書いたエッセイは、これまでにもいくつか読んだが、ストレートに早稲田について触れたもの見たのは、これが初めてだと思う。
特集は「ワセダをたべる」。いまもあるお店のことが中心。TOKIWA、みづ乃、ライフ、高田牧舎、三朝庵、金城庵…。あとは校友の方々の食事の思い出。
特集の中で、江上剛が「金がなくても幸せな時代」というエッセイを書いている。なんでもオトボケのジャンジャン焼き定食に思いいれがあるそうで、江上さんを少し身近に感じることができた。
特集以外では、三田誠広早稲田文学の今後「平岡篤頼先生の遺志を継いで」という文章を書いている。平岡先生の話というよりも、『早稲田文学』を継続していくことをご理解下さい、みたいな内容。ビジネス感覚のない私には、まったく思い当たらなかったことだが、「赤字ならやめてしまえ」みたいな批判もあったのかな。

バブルマン(グレープフラッシュ)

普段、炭酸飲料は避けている。だけど、運転免許を取りにいっているとき、旅の恥は掻き捨てってことで、飲んだ。バブルマンを。
「炭酸を飲む面白さを追求した」とか話題になっていたけど、味はファンタ・グレープと同じ。やっぱり、売り方って大事なんだな、と。たしかにあのキャラはかわいくていい。

キッチン南海でC(しょうが焼き+チキンカツ)。670円。後期1食目ということで、こだわってこの店にした。
食べながら、なんで私はここが好きなのだろうかと考える。そして思い当たったのが、店のつくりが今はなきフクちゃんにそっくり、ということだ。
入口から見て右にカウンター、左にテーブルだったり、おばさんが、チップみたいなのを使って、メニューをとっているところ、そして昼時にはせまくてぎゅうぎゅうになるなど、類似点をあげればきりがない。
フクちゃんには、2003年4月に入学し、2004年2月7日に閉店するまで、通いつめるかのようにいった。フクちゃんで食べた日々は、青春と無縁の高校時代を送った私が、唯一、自信を持って、青春の思い出としてあげることができる。キッチン南海を好むのは、私がそんな日々から、まだ、卒業できていないということなのかもしれない。
晩は大分宝来軒で肉玉明太子らーめん。950円。もとは銀麺だった場所。大分らーめん(600円)という最安メニューがありながら、なぜか自分でもよくわからないが、一番高いやつを注文した。
特にこれといった特徴はない。量も少ないし(しかも大盛という選択肢はないようだ)。つぶれるのは時間の問題だと思うけど、サイドメニューの丼が気になったので、もう1度ぐらい、いくかもしれない。