臼井儀人著『クレヨンしんちゃん39』
クレしんのコミックスでいつも思うのが、長編ものになるとつまらないということ。それで、この39巻はそれが少なかったから、全体として楽しめた。作者の腕が上がってきたからなのか、私が年を取ってきたからなのか、クレしんは昔よりも今の方が断然面白い。
安童夕馬作、大石知征画『東京エイティーズ5』
このマンガをあえて評価するならば、恋愛のうまくいかなさをよく描けている、といったところだろうか。あと、なんでクニミツと同じ原作者なのに、こちらはさっぱりなのだろうか。けっこう絵描きの能力が、漫画の面白さに占める部分というのは大きいのだろうか。疑問ばかり。