重松清雑誌リスト(2007年)

  1. 夏号 小説トリッパー 朝日新聞社 第18回朝日新人文学賞の選評が掲載されている。重松清が選考委員を務めるのは、今回で最後。
  2. AUTUMN 『サントリークォータリー』Vol.84 サントリー 「水割りの魅力」というエッセイを書いている(全4ページ)。自分のことを「おお、なんて接待費のかからない作家なのだろう」という。
  3. 冬号 文芸ポスト 小学館 「重松清&荻原浩異色対談 フォーク大好き宣言」が掲載されている。
  4. 1月号 現代 講談社 特集「いじめ自殺の連鎖を止めろ」内に「きみに今日、死んでほしくないから」を「緊急寄稿」している(全9ページ)。いじめは「犯罪」で、「きみは『犯罪の被害者』だ」、「遺書を書く前に、被害届を出してほしいのだ」といった呼びかけ調で書かれている。
  5. 1月号 青春と読書 集英社 中場利一インタビュー「暑苦しいまでに濃密。それが幸せな少年の景色」で聞き手と構成を担当している(全6ページ)。
  6. vol.1 小説新潮1月号別冊yom yom 新潮社 「親指の(思いだせない)記憶」というエッセイ掲載(全5ページ)。ページをめくるという行為について。
  7. 1/12、19号 週刊ポスト 小学館 「2007年はこの人に訊け! 新春提言11」のなかで、「名古屋」について書いている。タイトルは「高層ホテルで天むすを食べる/『大いなる田舎』の底力に注目」。このネタはどこかで既出の気がする。また、ポスト・ノンフィクションシリーズ第24弾後編「中学受験は楽しい! 2007」でも重松清の名前が出てくる。まず「出題の頻度が多い作家とは?」という小見出しがつけられた項。「出題される作家はほとんど限定されており、多い順にいうと重松清(6校)、角田光代(4校)、森絵都(4校)、梨木香歩(4校)」(以下略)。その後、重松清について語る小6生ふたりが登場。ひとりは重松慣れしているといい、もうひとりは、重松清はスタイルが自分に合わないそうだ。
  8. 3/19号 AERA 朝日新聞社 「いま再びの甲子園」というマスターズ甲子園の記事が掲載されている(全1ページ、文はライター三宅玲子)。「重松さんは『夢・続投!』の印税の7割を大会事務局に寄付し、地方大会の優勝旗購入に充てられることになっている」そうだ。
  9. 6月号 IN POCKET 講談社 『カシオペアの丘で』刊行に合わせて、インタビューが掲載されている。『ナイフ』『定年ゴジラ』『エイジ』『半パン・デイズ』『ビタミンF』『小さき者へ』『きよしこ』『流星ワゴン』『疾走』『卒業』『その日のまえに』『小学五年生』についてのコメントあり。そのほか、書店員からのメッセージなど。
  10. 6月号 NHK短歌 NHK出版 「4月の入選歌」の扉ページに、重松清が4月22日の放送に出演した際の写真が載っている。
  11. 6月号 群像 講談社 原武史との対談「僕らが子供だったころ、『理想教育』が実践された」(全13ページ)掲載。新刊『滝山コミューン1974』について。
  12. 6月号 現代 講談社 乙武洋匡とのスペシャル対談「新米教師オトタケの『一石』」掲載(全8ページ)。教師なりたての乙武さんのこれまで、そしてこれから。
  13. 7月号 小説新潮 新潮社 第20回山本周五郎賞発表に合わせ、選評が掲載されている。
  14. 7月号 新刊展望 日販 勝谷誠彦との対談「現代感覚 現場感覚」(全10ページ)掲載。主に前半が、勝谷さんの小説では初の単行本となる『彼岸まで。』、後半が重松さんの『カシオペアの丘で』について、となっている。後者は新聞連載バージョンを書き直した理由など。
  15. 7月号 波 新潮社 天満ふさこ著『「星座」になった人 芥川龍之介次男・多加志の青春』の書評が掲載されている(全2ページ)。
  16. 9/8発行 映画『ワルボロ』パンフレット 東映事業推進部 「小泉今日子よしもとばなな上原さくら重松清といった著名人からも絶賛の嵐」(Introductionより)
  17. 11/2号 週刊ポスト 小学館 「田家秀樹に重松清が迫る 希代のスーパースターが”あの時代の広島”から生まれた理由」(全4ページ)。田家さんの著書、『小説・吉田拓郎 いつも見ていた広島 ダウンタウンズ物語』(小学館)の話を中心に。
  18. 12月号 SWITCH スイッチ・パブリッシング 特集「ロストオデッセイ、千年の夢を語る」掲載。井上雄彦とハワイにいったときの様子や、鼎談「坂口博信×重松清×井上雄彦 THE NEW GAME IS BORN. 『ロストオデッセイ』誕生前夜」(全3ページ)、オリジナルビジュアルストーリー「ロストオデッセイ 1000年の夢」(全16ページ)など。最後にインタビュー(2ページ)もあり。この撮影でハワイにきての感想、『ロストオデッセイ』が『カシオペアの丘で』に与えた影響など。なお鼎談によれば、最後にプレイしたゲームは『スーパーマリオ』だそう。