重松清雑誌リスト(2002年)

  1. 1月号 一冊の本 朝日新聞社 山登りのあれこれ。タイトルは「義父とキリマンジャロ」。
  2. 1月号 Vol.10 SIGHT ロッキング・オン 斎藤美奈子との対談形式で、2001年の文芸・評論を振り返っている。『インストール』や『ニッポニアニッポン』についての指摘が興味深い。
  3. 1月号 小説現代 講談社 村上龍へのインタビュー「家族の時代はもう終わったのか」で聞き手を務める。『最後の家族』の話が中心で、読んでいないと、楽しめないかもしれない。「重松さんは普通の人のことを書いているのかな」(村上)と思ったそうだ。非常に話のかみ合った対談という印象を受ける。
  4. 1月号 ダ・ヴィンチ メディアファクトリー 「2002年ミステリー・エンターテインメントの隠し球はコレだ!」のコーナーに角川書店の吉良浩一さん。担当作家の名前として重松清などがあげられている(p.84)。
  5. 1/14号 AERA 朝日新聞社 「現代の肖像」に重松清が登場(全6ページ)。吃音やライター人生などについて。仕事を広げたいことを「成りあがり」かと問われ、「上昇でなく拡張志向」と答える。文:朝山実、写真:稲垣徳文。
  6. 1/31号 DIAS 光文社 坂口博信との対談掲載。「堂々失敗を誇れ!」という巻頭特集3つのうちのひとつ。2001年9月、FFの映画が公開されたときに、ライター田村章として、坂口の記事を書いたこと、映画の失敗と興行の失敗、坂口の今後など。この号から新誌面、カラーページ増で380円から360円へ値下げ。
  7. 2月号 ダ・ヴィンチ メディアファクトリー 「この作家の第2作に注目!」に宇月原晴明。学生時代に『早稲田文学』で重松清とともに学生スタッフとして活動したことが紹介されている(p.68-9)。また、「フリーライターの冒険28冊+2」で『隣人』が取り上げられている(p.201)。
  8. 3月号 ダ・ヴィンチ メディアファクトリー 「困難を乗り越える癒し家族」というコーナーで『ビタミンF』が取り上げられている(p.171)。
  9. 3月号 Voice PHP研究所 「『グラウンドゼロ』からの再出発」というインタビュー掲載。テロ事件のことから、家庭やしつけの話まで。
  10. 3/9号 週刊現代 講談社 北上次郎が『隆盛ワゴン』の書評を書いている。
  11. 4月号 更生保護 日本更生保護協会 「死の始まりから終わりまで」という、祖母の葬儀をやってみて気付いたことを綴った文章掲載。
  12. 4月号 ダ・ヴィンチ メディアファクトリー 『流星ワゴン』についてのインタビュー。取材・文は永江朗
  13. 4/20号 週刊現代 講談社 大多和伴彦が『熱球』の書評を書いている。
  14. 5月号 現代 講談社 「直木賞作家がわが故郷に涙する タリバン北部同盟 幻の『岡山和平会議』が残した桜」というルポ掲載。取材協力・鈴木正博。
  15. 5月号 ダ・ヴィンチ メディアファクトリー 「山本周五郎賞はスゴイ!!」で、第12回の受賞者として紹介されている(p.63)。また、『熱球』の本紹介が掲載されている(p.187)。さらに、「新[装丁・腰巻き]大賞 今月のこの本にひとめ惚れ」では、「ダ・ヴィンチのひとめ惚れ」として『流星ワゴン』が上げられている(p.207)。
  16. 5月号 ちくま 筑摩書房 「教育についての、いくつかの雑感」というタイトルで、のちに『教育とはなんだ』として刊行される連続インタビューへのイントロダクションを書いている。
  17. 5月号 編集会議 宣伝会議 特集「文章力!」のなかに「ライターにこだわる男の文章論 第一歩は『誰に読ませるか』」と題されたロングインタビュー掲載。『GB(ギターブック)』や『女性自身』という文学的文章が求められない雑誌のライターをしていた経験をふまえ、伝達の大切さを説く。早稲田で非常勤講師をしていたときの話もあり。
  18. 7/27号 週刊現代 講談社 「現代ライブラリー」に真保裕一著『発火点』の書評掲載。
  19. 8/7号 婦人公論 中央公論新社 女が書くということ、と題した重松清、田中喜美子、久田恵、田丸美寿々によるシンポジウムの模様を文章化。吃音、人とつながること、文章を書き直すかどうかなど。構成西所正道。
  20. 9/13号 週刊ポスト 小学館 五木寛之へのインタビュー掲載。文章も重松清が書いている。『運命の足音』(幻冬舎)刊行記念ということで、本の内容に関連した話がほとんど。「あきらめの境地」とか。
  21. 11/7号 週刊文春 文藝春秋 茶木則雄が『小さき者へ』の書評を書いている。
  22. 11/30号 週刊現代 講談社 芹沢俊介が『きよしこ』の書評を書いている。
  23. 12月号 一冊の本 朝日新聞社 「『清潔なかたち』をした少女たち」というタイトルで『いつか記憶からこぼれおちるとしても』の書評というか、江國香織の世界観について。
  24. 12月号 本の話 文藝春秋 「担当編集者から一言」のコーナーで『トワイライト』が紹介されている。
  25. No.93冬号 季刊読書のいずみ 全国大学生活協同組合連合会 「座・対談」のコーナーに学生ふたりとの対話が掲載されている(全14ページ)。早稲田文学に入ってからは、奨学金をすべて本につぎこんだそう。