重松清雑誌リスト(2001年)

  1. 春号 ラ・パン ゼンリン インタビュー掲載。本屋、とりわけ小郡の今井書店について。自作地図も載っている。
  2. 夏号 No.64 新鐘 早稲田大学学生部 インタビュー掲載。教育学部早稲田文学に入った経緯、『ビフォア ラン』を出すきっかけ、第二文学部で教えていたことなど。
  3. 2月号 噂の眞相 噂の真相 中森明夫「月刊ナカモリ効果」第50回「黒幕はこんな本を読んでいる」のなかに、「『さつき断景』(祥伝社)以下、数ある重松清の本は傑作に決まっているので今年も除外!」という記述がある。
  4. 2/13号 週刊プレイボーイ 「新世紀最初の直木賞受賞インタビュー」掲載(全3ページ、取材・構成:藤井良樹)。「重松氏は権威ある直木賞作家となった現在も5種類のペンネームを持ち」という記述が目につく。あと1人称がここでは「俺」。
  5. 2/14号 SPA! 扶桑社 直木賞受賞インタビュー。一見すると普通にインタビューは進んでいくが…。
  6. 2/16号 週刊ポスト BOOK WONDERLAND「著者に訊け!」に登場。最新刊の『隣人』(講談社)と直木賞受賞作『ビタミンF』(新潮社)を関連させながら。プロフィールのほうには、体重の訂正、パソコンをひまわり状態で使っていることなどが書かれている。
  7. 2/17号 週刊現代 講談社 中森明夫が『隣人』の書評を書いている。
  8. 3月号 噂の眞相 噂の眞相 「月刊ナカモリ効果」で、中森明夫が1985年秋に重松清と初対面してから現在までを振り返りつつ、直木賞受賞を祝っている。また「文壇事情」では、幻冬舎見城徹が、編集者として重松清をスカウトしていた?、という話も出ている。
  9. 4月号 噂の眞相 噂の眞相 「文壇事情」に直木賞贈呈式での発言が掲載されている。また「絶対安全Dランキング」で16位に名前を連ねている。
  10. 4月号 新刊展望 日本出版販売 芹沢俊介との対談掲載。直木賞の話はそこそこで、育児、家族などの話題が中心。 以前『子ども論』(クレヨンハウス)の座談会にいったときに、藤井誠二といっしょに芹沢さんを取り囲んだという話も。
  11. 4月号 本 講談社 「『物語』を問い直すために」と題した文章を書いている(全3ページ、のち『セカンド・ライン』に収録)。ライターとして生きてきたこと、そして『隣人』。
  12. 4月号 本の話 文藝春秋 「担当編集者から一言」のコーナーで『口笛吹いて』が紹介されている。
  13. 5月号 噂の眞相 噂の眞相 「絶対安全Dランキング」で18位に名を連ねている。ヘビースモーカーだから花粉症と無縁という発言について。
  14. 5月号 現代 講談社 朝山実が『隣人』の書評を書いている。
  15. 5月号 ダ・ヴィンチ メディアファクトリー 53ページではインタビュー。『隣人』と『ビタミンF』は表裏一体。192、3ページでは『親と子の日本史』(扶桑社)について語っている。
  16. 5月号 早稲田学報 インタビュー掲載。16号館前ロータリー、早実(当時)裏の下宿について。
  17. 6月号 教育 国土社 インタビュー「少年、家族、ニュータウンの今をえがく人」全16ページ掲載。おこなわれたのは直木賞受賞の前日。教育、先生のあり方、自作に出てくるニュータウンについてなど。ズボンにポケットがなかったある学校のことや、小出さんを引き合いに出しつつ指導者と教育者の違いを語ったりと、ほかと内容がかぶっている部分も多い。聞き手は宮崎充治(桐朋小学校)、島田晶子(桐朋小学校)、神原昭彦(編集部)という3人。島田さんは、インタビューのあとの4ページで、「子どもと読んだ『重松清』」という文章を書いていて、『エイジ』を読んだ子どもたちの反応などが記されている。
  18. 6/2号 週刊現代 講談社 「男・40代を生きるための智恵30」という特集のうち、2つを書いている。
  19. 6/7号 婦人公論 中央公論新社 「否応なく落ち込む時代、子供たちに『うまい負け方』を教えたい」というタイトルで教育、育児についていろいろと。構成は千葉望。
  20. 7月号 早稲田文学 早稲田大学出版部 浮島のうえを歩く「早稲田文学」の頃から今へ 堀江敏幸との対談掲載。お互いのこれまでの人生や文章の組み方、山本周五郎賞三島由紀夫賞のときに続いての、芥川賞直木賞同時受賞の際のエピソードまで、盛りだくさん。
  21. 8月号 編集会議 宣伝会議 特集「マスコミに異議あり!」に「マスコミは満員電車の尻押しだ」という文章を書いている。
  22. 9月号 噂の眞相 噂の眞相 「絶対安全Dランキング」の12位・13位に名を連ねている。『チップス先生さようなら』と人間ドックでの尿酸値について。このふたつのランクインにより「総合ベスト10」の4位に登場。また「文壇事情」の「ベストセラー作家たちの夏休み」という項に、「重松清京極夏彦においては、子育てに専念中で、意外なパパぶりを発揮しそうだ」という記述がある。
  23. 9月号 No.209 鳩よ! マガジンハウス 重松清特集。担当編集者たちの写真とおすすめ作家紹介、「マンモス西を探して」(『セカンド・ライン』収録)、高山文彦おちまさと山本文緒へのインタビュー、「シリーズ人間」を素材にアンカーマンの仕事紹介、重松清の小説で作った中学入試国語問題、幻の連作掌編小説「The Scene of J」など。
  24. 9月号 BRIO 光文社 インタビュー掲載。作品のこと、『BRIO』の印象、自らの学生時代など。時計(『セカンド・ライン』80番参照)、ライター、常備薬用ポーチの写真も出ている。インタビューは早田ゆかり。場所はリーガロイヤルホテル早稲田(当時、現リーガロイヤルホテル東京)。
  25. 9/7号 婦人公論 中央公論新社 読者ノンフィクション傑作選の8編を受けて、コメントをしている。構成は平林理恵。
  26. 10月号 噂の眞相 噂の眞相 「絶対安全Dランキング」にてこの号のランクインはないが、総合ベスト10の5位に名前。
  27. 10月号 編集会議 宣伝会議 「本屋さんは楽しい!」第2回に重松清登場。三省堂神田本店を歩きながら『新約コピーバイブル』(宣伝会議)、本橋信宏著『フルーツの夜』(河出書房新社)、おちまさと著『シンドロームダンス』(情報センター出版局)、「小学五年生」編集部・「小学六年生」編集部編『ムカムカン 小学生の怒怒怒本音ワールド!!』(小学館)、荒川洋治著『荒川洋治全詩集 1971-2000』(思潮社)の5冊をセレクトしている。本橋さんの本の表紙に使われている写真は、都電早稲田駅前のもの(単行本版のみ)。
  28. 11月号 噂の眞相 噂の眞相 「絶対安全Dランキング」、この号もランクインはなし。総合ベスト10は6位。
  29. 11月号 No.211 鳩よ! マガジンハウス 9月号の入試問題の模範解答と、重松清のコメントが掲載されている。
  30. 12月号 噂の眞相 噂の眞相 「絶対安全Dランキング」は引き続きランクインなし。総合ベスト10は7位。